中共の第20回三中全会が北京で開催されている最中、党の首魁・習近平が転倒したという噂が急速に広がっている。
7月16日の夜から、海外のソーシャルメディアで「習近平が転倒した」との話が飛び交い、真偽を問う声が多く見られた。
時事評論家の陳破空氏は、「この2日間、官媒(官製メディア)の三中全会に関する報道が非常に少ない。15日の開幕日に簡単な報道があっただけで、その後は全く情報が出ていない。これは三中全会が非公開で行われるためかもしれないが、疑念を呼ぶ状況だ」と指摘している。現在、この噂の真偽は明らかではない。
時事評論家の蔡慎坤氏は、「習近平が株主総会で転倒した」という噂について、「多くの人が信じていないが、真偽を確認する手段もない。国内では慎重に伝えられているが、海外では直接的に言及されている。三中全会のような密室会議に対する皮肉とも言える」と述べた。
蔡慎坤氏はさらに、「仮に習近平が本当に転倒しても、その情報は厳重に隠されるだろう。三中全会前には報道規制が厳しく、批判的な意見が社会不安を引き起こさないようにしている。しかし、習近平の健康に関する噂は民意の反映でもあり、絶望した中国人はこのような噂に一縷の希望を託しているのだ」と分析している。
最近、習近平の健康に関する様々な噂が飛び交っているが、これらは確証を得ることができない。これと関連して、中国国内では「歴史のゴミ時間」というネット用語が流行している。
「歴史のゴミ時間」とは、「歴史がゴミ時間に突入したとき、大規模な崩壊、嘘の露呈、神話の崩壊などが見られる。賢者はこの時期にじっとして、状況が過ぎ去るのを待つべきだ」という意味である。
カナダの作家盛雪氏は、VOAに対して、「現代の中国は密封された缶詰のようで、人々は自分の言動に厳しく自制しなければならない。『歴史のゴミ時間』という表現は、現実の圧力に対する絶望的な感情の表れだ」と述べた。
しかし、盛雪氏は「歴史のゴミ時間」という表現には問題があると指摘する。第一に、中共の厳しい独裁体制の下では、誰もが安全に過ごすことはできない。第二に、中国の「歴史のゴミ時間」は習近平の統治だけでなく、1949年の中共成立以来続いている問題である。これは、中国人にとって終わりの見えない悪夢のような状況を意味している。
希望の聲から:https://www.soundofhope.org/「绝望中国人 只能这样寄托希望」
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