社会問題 事件現場は現地警察の「派出所」近く

中国でまたも「社会報復」か? 弓矢で無差別乱射 

2024/08/14 更新: 2024/08/14

で手当たり次第に人を襲う人がいる……」

中国山東省臨沂市(りんぎし)で11日17時頃、市民に対する「無差別傷害事件」が発生した。凶器はなんと「弓」だ。

現地公安当局によると、容疑者の男(29歳)はすでに逮捕されており、負傷者は2人だという。

 

被害を受けた市民 (中国のネットより)

事件の関連映像のなかには、病院で治療を受ける複数の市民の姿があった。いずれも弓矢によって腰部や背中を射られ、その体には矢が突き立てられたままだ。見るからに、「痛そう」な様子だ。

また、別の映像のなかには、「バン、バン、バン、バン」という音が絶えず聞こえてくるなか、車体のあちこちに矢が突き刺さった白いパトカーの姿もあった。

関係者によれば、弓を持った何者かが、建物の1階と2階の間の階段のところに潜み、来るものは誰であれ襲撃するという。

気になる動機については、

「隣の車修理店が取り付けた監視カメラに不満があったため、その店に来た客を狙った」

と現地警察は公表しているが、事件現場が現地警察の派出所から近いことなどから、

「社会への報復を狙ったのではないか」

と考える人は多い。

中国では近年、自動車などを凶器にして暴走させ、無差別に歩行者などを襲撃する「社会報復」を意図したかのような凶悪事件が後を絶たない。

 

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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