ハリス氏、指名受諾演説 トランプ氏が批判

2024/08/23 更新: 2024/10/31

民主党の大統領指名を受けたカマラ・ハリス氏は8月22日、シカゴで開催された民主党全国大会で指名受諾演説を行った。

ハリス氏は演説の冒頭で夫のダグラス・エムホフ氏とバイデン大統領に感謝の意を表した。そして、自身の生い立ちを振り返った。「今回の選挙で、我が国は過去の苦々しさ、冷笑、そして分裂的な争いを乗り越える貴重でつかの間の機会を得た」と述べた。

当選すれば中流階級を強化すると約束し、「1億人以上の米国民に恩恵をもたらす中流階級減税」を成立させると述べた。また、21世紀における中国との競争でアメリカが「勝利する」ことを確実にすると宣言した。

国際関係について、ウクライナと北米と欧州のNATO加盟32か国への支援を拡大すると約束し、ガザでの戦争を終わらせ、イスラエルを支持するよう呼びかけた。

トランプ前大統領は、民主党全国大会の終了後、FOXニュースに出演し、ハリス氏の法人税率を21%から28%に引き上げる計画を批判した。「企業に増税すれば、雇用が失われ、企業は他国に移転してしまう」と指摘した。

また、トランプ氏は、上院で停滞している国境警備法案に対しても批判を展開し、大統領令で国境を閉鎖することが可能であるとの考えを示した。

清川茜
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