中国天津市の国際空港を2日連続でマヒさせた「未確認飛行物体」。今度は北京でも多くの目撃情報が寄せられており、華人圏のSNSでは「UFO」の話題がいま、とてもホットだ。
9月14日午前5時25分ごろ
14日午前5時25分ごろ、空中で広範囲にわたって旋回する巨大な「未確認発光体」を多くの北京市民が目撃し、その姿をカメラに捉えた。
動画に映ったのは、雲の中に見え隠れし、空中でピカピカと光を発しながら旋回する奇妙な飛行物体だった。
(北京市9月14日午前5時25分ごろに撮影された未確認飛行物体)
9月14日午前2時8分ごろ
同じ日の午前2時8分ごろ、北京市朝陽区東四環(市中心部からおおよそ8キロメートル)で撮影された正体不明の発光体は、
密集しながら不規則に空中を漂っていた。
(北京市朝陽区東四環 9月14日午前2時8分ごろに撮影された未確認飛行物体)
9月14日「神秘的な光の輪」
北京市内の別の場所(北五環路外、北京市中心部から10キロメートル外側)では「神秘的な光の輪」が目撃された。目撃した市民によると、「その物体は不規則に空中を広範囲にわたって旋回した後、すぐに消えた」という。
この目撃者がとっさに記録した映像のなかには、いかにもSF映画に出てきそうな空飛ぶ円盤のような形をした巨大な未確認飛行物体があった。その物体の下方には3つのライトが点滅していた。
点滅するライトについて、関連動画に寄せられたコメントのなかには、「あれはエイリアンが人類に信号を送っているんだ 」というのもあった。
(北京市北五環路外 9月14日に撮影された「神秘的な光の輪」)
相次いで未確認飛行物体が目撃された14日の北京の明け方の空は、「暗赤色で、怖かった」と指摘する現地市民の声も上がっており、UFOの可能性もある未確認飛行物体の相次ぐ目撃情報に、不安を覚える市民の声も多く寄せられている。
9月11~12日、天津市や河北省でも
これに先立つ9月11日と12日には、天津市や河北省滄州市で2日連続で、未確認飛行物体が目撃されて話題になっていた。
これら未確認飛行物体のせいなのか、天津市の国際空港では2日連続で運航がマヒし、大幅な遅延や欠航が発生し、大勢の乗客に影響が出た。
11日の異常事態について、空港側は「未知の突発事故が発生した」「ドローンのせい」と主張していた。しかし、巷では「UFOだ」と信じる人があまりに多く、空港の主張に懐疑的な声が多く上がっていた。
世論の圧力を受けたのか、12日の異常事態については、空港側はもう「ドローンのせい」とは言わなくなった。今度は「公共の安全の理由」と主張した。
(天津市や河北省の空で撮影されたUFOと思われる謎の未確認飛行物体 10時間に及んだという 2024年9月11~12日撮影)
9月11日、江西省撫州市「墜落する火の玉」
天津空港が「マヒ」した日(9月11日)の午後5時過ぎ、江西省撫州市の上空にも正体不明の複数の「火の玉」が落下しているのが目撃された。その奇妙な落下過程は多くの市民がカメラに捉えている。
(江西省撫州市の上空で目撃された「墜落する火の玉」 2024年9月11日)
9月13日、天津市
9月13日、天津市では再び未確認飛行物体がが出現した。撮影された動画によれば、それは「空中を移動する複数の光る物体」で、あるときは4つ、あるときは5つを確認できる。
(9月13日天津市で再び未確認飛行物体)
天津市、「奇妙な黒い輪」
天津市では空中を高速で移動する奇妙な黒い輪も目撃されている。
(天津の空を高速で移動する「奇妙な黒い輪」)
天津市、9月8日「蠕動する黒い輪」
天津上空では8日も「正体不明の巨大な黒い輪」が目撃され、カメラに捉えられた。この黒い輪は蠕動しながら空中をゆっくりと漂い、長時間消えなかったという。
「現地の景勝地での噴火イベントなどで形成した煙の輪ではないか」と疑う声が上がっていたが、この事態を受け、景勝地側は「その日(8日)はイベントはなかった」と一蹴している。
(天津の上空で目撃された「正体不明の巨大な黒い輪」 2024年9月8日)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。