日本政府観光局が16日に公表した9月の訪日外国人数は287万2200人となり、前年同月比で31.5%増、2019年同月比では26.4%増加した。これで8か月連続で同月として過去最高の数字を記録した。
また、9月までの累計では2688万200人に達し、前年の年間累計である2506万6350人を既に上回っている。
23市場のうち18市場で9月として過去最高の訪日客数を記録。韓国、台湾、香港、マレーシア、米国、ドイツ、フランスなど、多くの国や地域で前年を上回る人数となった。特に、東アジアでは中国、東南アジアではマレーシア、欧米豪・中東地域では米国からの訪日客数が増加し、全体の押し上げに寄与した。中国からの観光客はは65万2300人で、中秋節や10月1日から7日までの大型連休の影響で前年同月比100.3%増と倍増した。
同日に発表された2024年7~9月期の訪日外国人による旅行消費額は1兆9480億円に達し、前年同期を大幅に上回った。歴史的な円安により、日本の観光業は引き続き回復傾向にあり、今後のさらなる増加も期待される。
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