F-35B 護衛艦「かが」への初の着艦

2024/10/21 更新: 2024/10/22

F-35Bがアメリカサンディエゴ沖で現地時間10月20日午後3時ごろ、護衛艦かが」への初の着艦に成功した。

いずも型に搭載するF-35Bは最新のステルス技術が搭載されており、高度なセンサーを備えているため、戦闘空間を動的に認識することができる。また機体前部に設置されたリフトファンで、垂直方向の推力を生み出すことにより、ヘリコプターのように垂直に離陸、着艦が可能だ。

海自最大級の「いずも型」護衛艦「かが」については、政府は中期防衛力整備計画で、警戒監視や有事の際の防空態勢を強化するため、飛行甲板を長方形に変えるなど、事実上の空母とする計画が進行している。

現在、米海軍と米海兵隊の協力を得て、F35Bの離着陸や艦上での取り扱いなど、実際の運用に関するさまざまなデータを収集している。そうした中、F-35Bが現地時間10月20日午後3時ごろ、護衛艦「かが」への初の着艦に成功した。

着陸態勢のF-35B(海上自衛隊
F-35Bが現地時間10月20日15時ごろ、護衛艦「かが」への初の着艦に成功した(海上自衛隊
護衛艦「かが」の甲板上のF-35B(海上自衛隊

 

 

政府は、憲法上、相手国の国土を破壊する「攻撃型空母」は保有できないとしているものの、改修後の「いずも型」については、専守防衛のもと今後の我が国の防衛上、必要不可欠なもので、憲法上保有が許されていない攻撃型空母に当たるものではないとしている。

 

関連特集: 時事