中共による海外での法輪功迫害の詳細が明らかに

2024/12/13 更新: 2024/12/13

法輪功迫害追跡国際組織の略称「追査国際」が最新の追跡調査公告を発表し、近年、中国共産党(中共)が、海外に設立した「法輪功打撃事務所」などの秘密機関を通じて、海外の法輪功に対する攻撃を行っていることを明かした。この報告書では、中共の秘密行動の詳細、組織構造、及びその国際的な犯罪手法について詳述されている。

追査国際は12月5日に新たな追跡調査公告を発表し、中共が近年「法輪功打撃事務所」などの秘密機関を通じて海外の法輪功に対する攻撃を行っていることを指摘した。

追査国際は最近、海外で法輪功に対する悪意ある攻撃事件が相次いで発生したと報告している。これには、中共が法輪功学習者の臓器を収奪するなどの悪事を隠すメディア報道や、神韻芸術団に関する事実の歪曲、インフルエンサーによる中傷、さらには悪意のある訴訟が含まれている。これらの行動は中共国家安全部と公安部によって計画され、中共が海外に設立した「法輪功打撃事務所」によって実行されている。

「追査国際」のスポークスマン 王志遠氏によると、「これらは中共が海外で法輪功に対して組織的に迫害を行う一部であり、この行動は政法委員会によって指揮され、公安部、国家安全部、統一戦線部、外交部などが共同で計画している。目的は、中共が国際社会に対して洗脳工作を行い、法輪功の評判を貶めることにある」という。

公告によると、「法輪功打撃事務所」は中共の「610弁公室」の海外版で、法輪功を攻撃する専門機関だ。この組織は中共の海外の大使館や領事館に付随し、華人コミュニティや学生会などを操ることで、密かに迫害行為を行っている。

汪志遠氏は、「具体的な実行部門は中共が海外に設立した法輪功打撃事務所が担当している。例えば、北米に『北米法輪功打撃事務所』があり、その主任は呉秋華だ。この情報はどのように得たのか? 2021年に公安部と国家安全部が共同で発行した任命状を入手した。その中には、『北米法輪功打撃事務所』の主任が呉秋華であることが明記されていた」と述べた。

アメリカ・カリフォルニア州の陳闖創法律事務所の職員、梁少華氏は、中共による法輪功への攻撃には長い歴史があり、現在明らかにされることも驚くべきことではないと述べている。

梁少華氏は「以前、アメリカのメディアでも報じられていたが、中共はスパイや代理人をニューヨークやアメリカ国内に派遣し、法輪功を中傷する活動を行っている。これには追跡やさまざまな監視行為が含まれ、これらの行為は長い間続いている。法輪功が成長し、中共に対する抵抗や民主主義の支持、国際的な影響力が強化するにつれて、中共は恐怖を感じ、攻撃を強化していると考えている。そのため、法輪功を中傷し、攻撃し、監視し、浸透させるために、より多くのリソースを投入している」と語っている。

中共は世論を操作し、アメリカ社会において法輪功に対して誤解を生じさせようとしている。2024年6月に開催した中共公安部の会議では、「神韻と法輪功を攻撃する中国語のYouTuberを支援し、内部情報を提供したり、法輪功組織内に潜伏するスパイを利用して対立を生み出すように」と明確に指示した。

梁少華氏はまた「法輪功に対する取締りセンターや事務所は、特に人員と資源を法輪功に向けて配置しており、これは海外で明らかに違法で、越境的な監視・統制の一種だ。中共は海外で執行権を持たず、この行為は現地の法律や国連の条約に違反している。これは欧米の法律で厳しく禁止されており、現地のFBIや警察が重点的に取り締まっている」としている。

汪志遠氏は、中共の建国理念は階級闘争による統治であり、社会的恐怖を生み出すことで権力の安定を図ることだと考えている。

汪志遠氏はまた「中共がなぜ今、法輪功に対して大規模な弾圧を行っているのか? それは国内が危機的な状況にあり、民衆の不満が高まっているからだ。政権の不安定さが中共に恐怖をもたらしている。彼らはこの状況にどのように対処しようとしているのか? 攻撃しやすい対象に行動を起こしているのだ。法輪功は『真、善、忍』を提唱しており、中共はこれを攻撃しやすい対象と見なしている。また、その理念が中共と対立しているため、法輪功に対する迫害を強化し、恐怖政治の雰囲気を維持し、社会全体に中共に対して、恐怖を感じ従うように仕向けている」からだという。

汪志遠氏は国際社会に行動を起こすよう呼びかけ、中共による具体的な人物や組織の犯罪記録を含め国際的な弾圧活動を公に報告することを奨励している。中共が国際秩序に対してもたらす脅威に共同で立ち向かうためだ。

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