石破茂首相は2025年1月9日から4日間、マレーシアとインドネシアを訪問する。首相就任以来、国際会議以外での初めての外国訪問となる。
マレーシアは2025年のASEAN議長国、インドネシアはG20加盟国であり、両国はASEANの有力国となっている。
またマレーシア、インドネシアの両国は海上輸送路の要衝であり、マラッカ海峡、スンダ海峡など東南アジアの主要な海上交通路を抱えている。他にも天然資源が豊富である事でも知られ、資源輸出国として地域経済や世界市場に影響を与えている。
今回の訪問は、首脳間の信頼関係構築を図ることで、安全保障分野での連携強化、経済協力の推進につなげていく狙いがあると見られる。安全保障では、特に中国の海洋進出を念頭に置いた協力が焦点となる。
また、アジアの脱炭素化や人材育成、防災分野での協力も議題となる見込みだ。
インドネシアでは、プラボウォ大統領就任後、初めて外国首脳を迎える場所としてボゴール宮殿が選ばれた。FNNによるとプラボウォ大統領就任後、同宮殿に初めて迎える外国首脳が石破茂首相である。さらに、宮殿の庭園に仮設テントを設営し、昼食会を開くとした。
また今回の外国訪問では、石破茂首相の佳子夫人が初めて同行し、現地の日系企業関係者と交流する予定だ。
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