アメリカ政治 国民の信任を得たトランプは大鉈をふるう

トランプ氏 就任初日に100以上の大統領令で政策大転換を実施

2025/01/12 更新: 2025/01/12

次期アメリカ大統領であるトランプ氏は、就任初日から100以上の大統領令を発令する準備を進めていることが明らかになった。

先日、共和党上院議員らとの非公開会合で、トランプ氏は就任後の行動計画を説明した。この計画には、国境警備の強化や不法移民の取り締まりなど、トランプ氏が重視する政策が多く含まれている。

主な内容は以下の通りである:

国境警備の強化 メキシコとの国境管理を厳格化する

不法移民対策 約100万人の不法滞在者の強制送還を検討する

エネルギー政策 新たな開発計画を推進する

教育政策 学校におけるジェンダー関連の方針を見直す

ワクチン政策 現行の義務化方針を再検討する

共和党のホーベン(John Hoeven)上院議員は「大規模な変更になるだろう」と述べ、トランプ氏の計画が、規模が大きなものになることを強調した。

トランプ氏の側近らは、バイデン政権下で実施された多くの政策を覆す方針だと説明している。特に、トランプ氏が一期目の任期時に実施していたメキシコ国境政策の多くを復活させる見通しである。

トランプ氏は就任式当日、議事堂内で多数の大統領令に署名する可能性がある。また、新閣僚の指名手続きも行われる見込みである。

ただし、上院共和党の院内幹事(Minority Whip)のジョン・チューン(John Thune)上院院内総務は「多くの指名候補者の背景調査や関連書類がまだ届いていない」と述べ、閣僚人事の承認手続きには、時間がかかる可能性を示唆した。

張婷
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