旧正月期間中の中国では、爆竹や花火が原因の火災が相次いでいる。
新年初日(1月29日)、江西省九江市の村では、村民がつけた爆竹で火災がおき、複数の自動車が被害を受けた。その中には高級車も含まれていた。
火災に遭い鉄くずになったメルセデス・ベンツの持ち主は新年のあいさつのために村にやってきた若い女性だ。
「駐車して30分しか経っていないのに……40万元(約856万円)もしたのに、買ってまだ1年なのに……保険降りるのかな……」と女性は困っていた。
それでも、鉄のメンタルを持つ彼女は、黒焦げになった愛車の前で「記念写真」をとった。写真のなかの彼女は落ち着いていて、一応、微笑んでいる。しかし、その内心の怒りと悲しみは想像できなくもない。
そんな、「心の中では泣いているが、一応笑っている」という、なんとも言えない表情の女性の愛車との記念写真はSNSで拡散された。
女性は自身のSNSに、「みなさんの新たな一年の大いなる繁栄(中国語で『紅紅火火』、火の赤い色にかけて)を願っています」というポジティブなコメントまでつけて投稿している。
(当時の様子)
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