気象庁と国土交通省は2025年2月3日午後2時、今冬最強の寒波による大雪に備えて緊急発表を行った。この発表によると、2月4日から日本付近に今季一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置が予想されている。
気象庁気象監視・警報センターの細見卓也所長は、「北日本から西日本にかけての日本海側の広い範囲で山地、平地ともに大雪となる見込みだ」と述べ、大雪による交通への影響や暴風、暴風雪、高波に警戒するよう呼びかけた。
特に東北地方では、2月4~7日頃にかけて大雪が続く可能性があり、海上では大荒れや大しけとなる見込みだ。東北日本海側の海上では、4日未明から朝にかけて雪を伴った西よりの暴風に警戒が必要で、5日は高波にも注意が必要としている。
国土交通省は、過去の大雪時に大型車の立ち往生が主な原因で、交通に甚大な影響が生じたことを踏まえ、運送事業者に対して冬用タイヤの装着確認など安全確保のための措置を講じるよう求めている。また、荷主に対しても不要不急の運送依頼を控えるよう協力を呼びかけている。
気象庁と国土交通省は、この強い冬型の気圧配置が数日続くとして、積雪が増える恐れがあると警告している。両機関は、大雪が予想される場合には不要不急の外出を控えるよう市民に呼びかけている。
この緊急発表を受け、関係機関や住民は今後の気象情報に注意を払い、適切な対策を講じることが求められている。
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