国連安全保障理事会は24日、ウクライナ戦争の早期終結を求めるアメリカ独自の決議案を賛成多数で採択した。今年で3年が経過したことを踏まえ、会合が開かれた。
米中ロなど10か国が賛成、英国やフランスなど欧州5か国が棄権した。2022年2月の侵攻開始後、安保理がウクライナ戦争に関する決議を採択するのは初めてとなる。
ウクライナ戦争の「迅速な終結」を求める同案は、ロシアを名指しで非難する文言や、ウクライナの領土保全を求める内容などは盛り込まれておらず、中立的な内容となっている。
安保理会合に先立ち開かれた国連総会では、ウクライナや欧州諸国などが提出したウクライナの領土保全やロシア軍の即時撤退などを求めた決議案が93か国の賛成、18か国の反対、65か国の棄権で採択された。同案に日本は賛成、米ロは反対、中国は棄権した。
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