国際 「戦死したら台湾国旗をまといウクライナの地に埋めてくれ」

ウクライナでロシア兵と戦う「唯一」の中国人志願兵(29歳)が戦死 

2024/11/14 更新: 2024/11/14

最近、ウクライナロシア兵と戦う「唯一」の中国人志願兵彭陳亮(Farias)さん(29歳)が戦死したことがわかった。

10日、台湾人牧師の黄春生氏が自身のFacebookに彭さん戦死の知らせを投稿した。

彭さんは生前、「もし自分が戦死したら、台湾国旗をまとい、自由の地・ウクライナに埋葬されたい」と話していたという。

民主主義と自由を望む彭さん(雲南省出身)は生前、全体主義のロシアと闘うウクライナを支持する発言をツイッターに投稿したことがあり、そのことで中国の公安によって7か月間拘置所へ入れられていたという。

彭さんは拘置所から釈放された後、中国を離れてウクライナへ向かい、ウクライナの国際軍団に志願兵として参加した。

彭さんは米軍の海外基地で訓練に参加したこともあった。アメリカの民主と自由をこよなく愛する彼は、いつも米国国旗の刺繍が入った軍服を着ていて、「あなたはアメリカ人か?」と聞かれた時には、英語で「自分は精神的にはアメリカ人だ」と答えたという。

彭さんは今年4月にウクライナに着いたが、その前後に「手続きを手伝う」という中国人に千ドル以上騙し取られ、一度は生活が窮地に立たされたという。幸運にも彼はその時、台湾人志願兵や現地の人たちに助けられたという。

その後、彭さんはウクライナ西部の都市リヴィウに根を下ろし、現地を故郷と呼んでいた。リヴィウではウクライナ人の彼女も出来ていた。

中国共産党による親ロシア宣伝により、ロシアの傭兵部隊に加わる中国人も少なくない。

しかし、「中国人傭兵(ロシア側)は食事や任務分配などにおいて、戦場での待遇は極めて悪い」と訴える本人たちによるSNS投稿も多く上がっている。

ある最前線の中国人傭兵はライブ配信の際に「自分の戦線では100人以上の中国人傭兵が死んだ」と明かしている。

 

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李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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