石破首相が硫黄島訪問へ 日米慰霊式に出席

2025/03/13 更新: 2025/03/13

石破茂首相が29日に日米合同慰霊式に出席するため、第2次世界大戦の激戦地である硫黄島(東京都小笠原村)を訪問することを検討していると、各種報道機関が政府関係者の話として報じた。

日米合同慰霊式に首相が出席するのは4回目で、通常は防衛大臣や外務大臣、政府の代表が出席するケースが多い。中谷元・防衛相とヘグセス米国防長官も出席する予定だ。

戦後80年の節目の年に日米同盟の結束を示す狙いがある。現職の日本国首相が硫黄島を訪問することは、歴史的にも重要な意義を持ち、主に戦没者慰霊や日米の友好関係を象徴する意味合いがある。

石破首相は9日の党大会で、太平洋戦争を巡り「私たちはもう一度歴史に謙虚に学び、平和は尊い犠牲の上にある。そのことに思いを致したい思っております」と語っていた。

これまで現職首相として硫黄島を訪問したのは、2005年の小泉純一郎氏、2010年の菅直人氏、2013年の故・安倍晋三氏の3回。

関連特集: 国際