米ホワイトハウスは、神韻芸術団の公演を妨害しようとする中国共産党側による脅迫行為を非難し、トランプ米政権はそのような脅迫行為を真剣に受け止め、犯人が責任を負うようにすると表明した。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は17日、記者会見で「妨害をしないでください」「政権は重く受け止め、あなた方(中共)に責任を負わせる」と強調した。
「我々は当然ながら、アメリカの組織・団体に対するいかなる暴力・脅迫行為も非難する」
神韻を狙った爆破予告により、ワシントンの総合文化施設「ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター」は最近、神韻公演の初日に避難時の準備を整え、出入り口に金属探知機を設置した。
神韻公演はスムーズに進行した。昨年3月以来、神韻芸術団は世界巡回ツアーの期間に数十件の脅迫メールを受け取っている。脅迫事件の調査を求めている。
神韻芸術団と複数のサイバーセキュリティ専門家は、中共政権が神韻に対する妨害工作の犯人である可能性が最も高いと指摘。アナリストらは、この問題は安全保障に関わるものであり、外交のトップレベルで対処する必要があるとみている。

長年にわたり、中共当局は、恐喝と経済的圧力を組み合わせて、各都市での神韻公演を中止させるための妨害工作を行ってきた。ニューヨークの法輪大法情報センターは、昨年を通して、中共の外交官や諜報員による130件以上のそのような妨害工作を記録している。
米国務省は、神韻に対する北京の脅迫キャンペーンを指弾し、年次国際信教の自由報告書で「多くの国々で法輪功学習者と神韻芸術に対する妨害を記録している」と表明した。
神韻芸術団は舞踊と音楽を通して、無神論と闘争の哲学を標榜する共産主義政権下で失われかけている伝統文化を復興させることを使命としている。ただ現在、中国本土での神韻公演は、中国共産党により禁止されており、観賞することはできない。
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