トランプ大統領の関税と中国に対する厳しい通商政策が、中国共産党の世界最強国としての台頭を阻止するのに効果を上げているが、極東の残酷な共産主義政権を真に打倒する唯一の方法は、人々の心と考え方を変えることである。その点で、神韻ほど成功している団体はない。
神韻の理念:共産主義以前の中国文化の表現
神韻の理念は、「共産主義以前の中国」を表現し、世界中でセンセーションを巻き起こし、国際的な潮流を形成している。
神韻は、感動的な音楽、ダンス、芸術、舞台効果によって華麗なショーを魅力的に展開し、中国共産党が長年にわたり、人民の思想を抑圧してきた邪悪な過程の核心を打ち砕いている。
2006年の初公演以来、この舞台芸術団体は急速に成長し、世界中の劇場でチケットが完売し、常に満員の状態だと言う。同時に、観客は神韻の公演を通じて、中国共産党によって抑圧されてきた中国の伝統文化について、より深い理解を得た。
共産主義は、魂の美しさを抑圧する政治体制である。もし共産主義者が人々に人間性を自由に表現する自由を与えれば、彼らはすぐに共産主義の嫉妬心に基づく不条理な左派イデオロギーの束縛から解放されるであろう。これが、すべての共産主義政権が、人々の創造的な活動を抑圧し、人から人間性を奪い、彼らを独裁政府のためだけに奉仕する、魂のない機械人間に貶める理由である。
一方、神韻公演は、中国の人々に新たな可能性を示している。それは、現在の抑圧的な制度をはるかに超えるものである。神韻は、中国共産党政権が公共および個人の生活に対して、支配を強いる以前の、何千年もの中国人の生活を映し出している。中国には素晴らしい文化があり、人々は自らの伝統を大切にし、本来の宗教を守り、中国共産党政権とは無関係に中国人であることを誇りに思っている。本来の生活は、そうあるべきだったのである。中国共産党は、神韻が、人々の心を救う不思議な力を持つことを理解しており、そのため神韻を自らの権力に対する重大な脅威と見なしているのだと言う。これが、彼らが世界中で神韻を弾圧し、また神韻を生み出した法輪功という宗教運動の根を、断とうとする根本的な理由である。
中国共産党による神韻弾圧の実態
3月7日、アメリカの「現在の危機に関する委員会:中国(CPDC・Committee on the Present Danger: China)」が、中国共産党による神韻弾圧の様々な行為を議論する重要なウェビナーを開催した。参加者には、中国の宗教的異議者や外交政策アナリスト、ジャーナリスト、そして中国共産党の暴政に立ち向かう内部告発者や元アメリカ国務省官僚が名を連ねた。このウェビナーでは、中国共産党が神韻を封じ込めようとする陰謀が次々と暴露された。
ニューヨークに本部を置く法輪大法情報センターの事務局長、リーバイ・ブラウド氏は次のように語った。「中国共産党の法廷闘争は、実質的にアメリカの機関を武器化している。皮肉なことに、これらの機関は、アメリカの民主主義を利用し、北京の目的を達成するために、アメリカ国民や居住者に対抗することを支持し、奨励しているのである」
国際組織問題を担当していた元アメリカ国務省次官補のパム・プライヤー氏は、次のように語った。「通常、中国共産党は、国内で人々を迫害しており、これは非難されるべき行為である。しかし、彼らは、今やさらに大胆になっている。現在、ホワイトハウスを仕切っているのは誰であろうか? それにもかかわらず、中国共産党は、依然として彼らの悪事を続けようとしている。この大胆さには驚きを禁じ得ない。彼らは、アメリカの神韻芸術団に対して宗教迫害を仕掛けようとしており、実際にその迫害を中国国内から我々の土地にまで拡大しているのである」
ロナルド・レーガン大統領の時代に国家安全保障会議の欧州およびソ連問題上級ディレクターを務めたジョン・レンチョフスキー博士は、次のように警鐘を鳴らした。「誰もが統一戦線工作部の本質を理解すべきである。これは、中国共産党が用いる政治闘争や世論操作、大衆を欺くための道具である。彼らは長年にわたり、アメリカのメディアに浸透してきた」さらに彼は、『ニューヨーク・タイムズ』や『ワシントン・ポスト』が「何百万ドルも」受け取って、中国共産党の国家プロパガンダを掲載し、それを偏見のないニュースとして巧妙に装っていると指摘した。
神韻に対する戦争を仕掛けることは、終身制の中国共産党の党首、習近平にとって、最優先の課題である。報道によれば、習近平は、党の上層部に、神韻反対運動を展開するよう命じ、殺害脅迫や爆破予告といった過激な手段を用いることも厭わなかったとされている。さらに、習近平の指示のもと、中国共産党の統一戦線工作部は、数名の元神韻メンバーに対して懐柔工作を行い、彼らに神韻芸術団を裏切らせ、『ニューヨーク・タイムズ』で虚偽の情報を流布させた。この動きは、前政権時の法律戦に勢いを与え、前政権の一部の人々は、中国共産党への忠誠の証として、この法廷闘争を支持したのであった。
神韻:中国の偉大さを取り戻す鍵
神韻に対する悪魔化は、トランプ大統領が長年にわたって直面してきたメディアや政府からの攻撃と何ら変わらない。これらは外国の後ろ盾の指示のもと、密かにトランプ氏の正義の議題を妨害しようとしていた。トランプ氏に対する陰謀は、すでに失敗に終わっており、神韻に対する陰謀も同様に失敗する運命にある。
神韻をホワイトハウスに招いて公演を行うことは、中国共産党の弾圧に対するアメリカの巧妙な対抗手段となるであろう。同時に、神韻が文化の輝きであり、その光は、嫉妬に満ちた独裁政権によって、決して消されることはない明確な光明である。
神韻は必ず中国の人々を鼓舞し、自国を再び偉大にする力を持つであろう。
著者紹介:
ロジャー・ストーン(Roger Stone)は、経験豊かな政治活動家、演説家、学者であり、『ニューヨーク・タイムズ』(New York Times)のベストセラー作家である。彼の代表作は、ネットフリックスのドキュメンタリー『ロジャー・ストーンを探せ』(Get Me Roger Stone、2017年)である。
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