ドナルド・トランプ米大統領は、ウクライナ戦争の終結への道を開く30日間の停戦提案について協議するため、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談している。
ホワイトハウスのダン・スカヴィーノ副首席補佐官は18日、電話会談は東部標準時午前10時に始まったと述べた。
「通話は順調に進んでおり、まだ進行中だ」とスカヴィーノ氏はソーシャルメディアプラットフォームXへの投稿で述べた。
電話会談に先立ち、トランプ大統領は17日、ロシアはウクライナとの戦争で30日間の停戦に同意し、「多くの要素」で合意したと述べた。
記者は大統領に対し、ウクライナがすでに合意している30日間の停戦について質問し、ロシアもこれに同意するかどうかを尋ねた。
「そうなるだろう」とトランプ大統領はワシントンのケネディ・センターを去る際に語った。大統領は2月に同センターの会長に就任して以来、初の視察で同文化イベントセンターを訪れていた。
同日、トランプ大統領は18日のプーチン大統領との会談を楽しみにしていると述べた。
「明日の朝、ウクライナ戦争についてプーチン大統領と話す。最終合意の多くの要素は合意されたが、まだ多くのことが残っている」とトランプ氏は自身のトゥルース・ソーシャル・プラットフォームを通じて述べた。
「何千人もの若い兵士やその他の人々が殺されている。毎週、両陣営で2500人の兵士が亡くなっている。この状況を今すぐ終わらせなければならない。プーチン大統領との電話会談をとても楽しみにしている」
トランプ大統領はこれに先立ち、両首脳がウクライナとロシアの停戦について協議する予定であることを週末に確認していた。
「週末に多くの作業が行われた。我々はこの戦争を終わらせることができるかどうかを見極めたい」と大統領は16日、大統領専用機エアフォースワン内で記者団に語った。
トランプ大統領は16日、協議には土地と発電所が含まれると述べ、両国間の資産分割についてはすでに協議済みだと付け加えた。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官も17日、記者団に対し、協議では土地やその他の資産についても触れる予定だと語った。
「ロシアとウクライナの国境には発電所があり、ウクライナ側と協議中だった。トランプ大統領は明日(18日)のプーチン大統領との電話会談でその点について言及する予定だ」とレビット報道官は語った。
ウクライナは、3月11日にサウジアラビアのジッダで行われたウクライナと米国の当局者による会談の後、ロシアとの30日間の停戦に合意した。
アメリカのスティーブ・ウィトコフ特使は13日、モスクワでプーチン大統領と停戦条件について協議した。ウィトコフ特使はロシアの停戦条件は明かさないとしたが、16日のCNNのインタビューで、プーチン大統領と前向きで解決策に基づいた協議を行ったと語った。
ロシアのアレクサンドル・グルシコ外務次官は17日、ロシア政府はNATOが安全保障同盟へのウクライナ政府の加盟を受け入れないという保証を求めていると述べた。
「我々は、この合意に強固な安全保障の保証が盛り込まれることを要求する」とグルシコ氏はロシアのメディア「イズベスチヤ」に語った。「こうした保証には、ウクライナの中立的地位や、NATO諸国がウクライナを同盟国として受け入れないことも含まれるべきだ」
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は以前、いかなる和平協定にも、将来起こり得るロシアの攻撃からウクライナが自国を防衛する能力を確保するための安全保障が含まれなければならないと主張していた。
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