あす4月4日は、日本のお彼岸にあたる中国の清明節(せいめい‐せつ)だ。
清明節が近づくにつれ、中国各地で「墓参り代行」サービスが活況を呈すと言う。
特に、近年では就職難によりこの職業に就く若者も増えた。
「1日100回以上お辞儀をして月収4000元(約8万円)」といった内容のそうした若者による仕事紹介動画が、中国のSNSで話題になった。
中国では都市化が進み、多くの若者が地元を離れて暮らしている。これにより、墓参りのために帰省できない人も増え、代わりに墓参りをしてくれる「墓参り代行」サービスへの需要が高まったのだ。
現在、北京や武漢、大連、厦門など全国的にそうした「墓参り代行」サービスが広がっており、料金は一回100元(約2000円)から1000元(約2万円)と幅広い。
遠方の遺族の思いを代わりに届けるこうした「墓参り代行」サービス。これを仕事にしている人の家族や友人からは、「結婚に影響するんじゃないか?」とか、ちょっと怖いといったマイナスのイメージをもたれがちだが、本人たちは、「とても有意義な仕事だ」として誇りに思う人も少なくない。
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