テッド・クルーズ上院議員は「中国共産党による法輪功学習者への迫害行為は、信仰の自由と人権の侵害だ」と述べた。
14日、アメリカのテッド・クルーズ上院議員(共和党、テキサス州)は、X(旧Twitter)上で、中国共産党(中共)による法輪功学習者への人権侵害、特に強制臓器摘出について非難した。
5月13日の「世界法輪大法デー」に合わせ、NPO法人・法輪大法情報センターは、X上で、世界110以上の国と地域から数百万人が祝ったことを報じた。クルーズ氏は、この投稿に反応し、「中国共産党による法輪功学習者への迫害行為は、信仰の自由と人権の侵害だ。早急に、中共による国家ぐるみの臓器売買をやめさせなければならない」と述べた。
法輪大法情報センターは、クルーズ氏の反応に対して感謝の意を示し、クルーズ氏の人権問題における揺るぎないリーダーシップを讃えた。
3月3日に、クルーズ氏は、アメリカの上院へ「法輪功保護法案」を提出した。法輪大法情報センターは、「貴殿が提出した『法輪功保護法案』に感謝し、1日も早く上院で可決されることを願っています」と返答した。
法輪大法は、法輪功とも呼ばれ、学習者は「真・善・忍」の理念に沿って心身を磨き、自己を修める。法輪功は1992年に李洪志氏により中国で最初に伝えられ、急速に人気を広げた。中国の公式統計によると、1999年までに中国国内で少なくとも7千万人が法輪功を修めていた。
中国共産党は、急速に広がる法輪功を体制への脅威とみなし、1999年におぞましい法輪功迫害キャンペーンを始めた。法輪功学習者に対する弾圧と迫害は、今日まで続いており、多くの法輪功学習者が迫害に苦しみながら獄中で亡くなったか、強制的な臓器摘出で命を落とした。
2019年、中国共産党による強制臓器摘出に対する民衆法廷がロンドンで開かれ、「良心の囚人」から強制的に臓器を摘出する国家ぐるみの非道行為が「相当な規模で」、かつ法輪功学習者を「主要な供給源」として続き、現在も続いていると、結論づけた。
13日、法輪大法情報センターのリーバイ・ブラウダ事務局長は、「25年にわたる残酷な迫害の中で、法輪功学習者は一度も報復的な暴力行為をしたことはない」と語った。
「法輪功が多くの人に慕われ、学習者が中国共産党による弾圧と恐怖に耐えうる内なる強さを持っているのはなぜか。その答えは、法輪功の核心にある信条と、信条に従って生きる術につまっていた」
5月13日の世界法輪大法デーを記念して、数千人の法輪功学習者が5月9日に米ニューヨーク市マンハッタン地区でパレードを開催した。11日には、マンハッタンのユニオンスクエア (Union Square)で踊りと音楽のパフォーマンスを披露し、記念パレードはその他ベルリン、モントリオール、シドニー、東京、台南等の都市でも行われた。
2月24日に、米下院で提出された法輪功保護法案は、5月5日に全会一致で可決された。上院は、決議案の審議を待っている。法案は、法輪功学習者に対する強制臓器摘出に関与した個人へ制裁を課すものである。
中国共産党による強制臓器摘出に対抗する法案を、アメリカで初めて施行したのは、テキサス州だ。2023年に発効した法案は、中国および強制臓器摘出に関与するいかなる国・地域を供給源とする臓器移植を保険適用から除外するとした。
その後、ユタ州、アイダホ州、テネシー州、アリゾナ州も相次いで同様の法案を可決し、中国共産党による人権侵害に抵抗中であった。
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