トランプ大統領 G7緊急帰国でイランに無条件降伏要求 中東情勢が緊迫

2025/06/18 更新: 2025/06/18

アメリカのトランプ大統領は、カナダで開催中のG7サミットを異例の途中退席で緊急帰国。イランに対しSNSで「無条件降伏」を要求し、中東情勢の緊迫が一気に高まっている。テヘランでは大規模な避難が発生し、イスラエルとの軍事衝突も激化。今後の動向が世界の注目を集めている。

6月16日、カナダで開催中のG7首脳会議に出席していたアメリカトランプ大統領は、G7サミットの予定を突如キャンセルし、即座にホワイトハウスへ帰還すると発表した。

この行動だけでも各国の関心を集めたが、トランプ大統領はその直後にSNSへ投稿し、事態を一変させた。彼は次のように書いた。「イランは、本来私が署名させようとした『協定』に同意すべきだった。実に残念なことに、多くの人命が無駄になった。重要なのは、イランに核兵器を保有させないことである。私は何度も繰り返してきた! 全員、直ちにテヘランから退避せよ!」

さらにトランプ大統領は別の投稿で、自身の姿勢を世界に示した。「有名になりたい一心のマクロン仏大統領は誤って述べた。『私がG7を離れたのは、イスラエルとイランの停戦を推進するためだ』と。違う。彼は私の帰還の理由を知らない。それは停戦とは関係がない。遥かに重大な案件だ。マクロンは意図的かどうかにかかわらず、いつも間違える。期待していろ!」

イスラエル、防衛広告でフランスを挑発

最近の動きでは、イスラエルの防衛企業がフランスに衝撃を与えた。6月16日から開催しているパリ航空ショーに対し、フランス政府は自国の中東政策に基づきイスラエル企業の参加を制限した。これに対し、イスラエル企業は次のような広告を出した。

「我々の世界中のお客様へ。フランス政府による制限を受け、我々はテヘランで製品のデモンストレーションを行う。ぜひ見てほしい」

ネット上では「史上最強の広告」と称され、大きな反響を呼んでいる。

トランプ大統領 戦況室に入り作戦を指揮か

トランプ大統領の帰還後、ヘグセス国防長官がテレビ番組で発言した内容も注目に値する。

「我々は常に警戒を維持し、すでに準備を整えている。イランに対してはあらゆる選択肢を検討している」と述べた。この発言により、私は米軍の対イラン軍事介入の可能性がさらに上がったと感じた。

トランプ大統領はホワイトハウスに戻るや否や、戦況室に国家安全保障チームを集結させ「全員、直ちにテヘランから退避せよ!」と強い警告を発した。この発言を受けて、テヘラン市民は大量脱出を始めた。人々は、これはハリケーン襲来前の避難命令に等しいと判断している。

テヘランから100万人が脱出 中国人も反応

退避命令後、テヘラン周辺の道路は大渋滞となり、100万人以上の市民が夜通しで都市を離れた。特に中国人は状況に敏感に反応している。ある中国人ビジネスマンは、事前に危険を察知し1日前にテヘランを離れた。この一日の差が生死を分ける可能性もある。言葉の壁を前に、多くの中国人が不安に苛まれながら避難を続けている。

イラン軍高官再び殺害

イスラエル軍はすでに複数のイラン軍高官を殺害したが、新たに任命された参謀総長シャドマニ少将も標的となり、着任直後に空爆で命を落とした。イスラエル側は「参謀総長の椅子に座る者は誰であっても死ぬ」と宣言している。

イスラエルのカッツ国防相は「ハメネイ師は、サダム・フセインと同じ運命をたどるかもしれない」と警告し、ネタニヤフ首相も「ハメネイの排除はエスカレーションではなく終結だ」と述べた。

大規模軍事行動迫る イラン国内で反乱の兆候

イスラエルのライト駐米大使は「今週後半に大規模な対イラン軍事行動が起きる。木曜夜から金曜にかけて、世界は驚くだろう」と述べ、「今回の作戦は、かつての『ポケベル作戦』が子供の遊びに見えるほどになる」と語った。

16日以降、イラン国内では政府機能が混乱し、民間では抗議行動が続発している。テヘランの街頭では、市民がハメネイ師の肖像画を燃やし始めた。さらに、テヘランの刑務所では囚人の暴動と脱走が発生し、千人以上の政治犯らが堂々と刑務所を後にした。まるで体制崩壊の前夜のような様相を呈している。

17日、アメリカに亡命中の旧パフラヴィー王朝の後継者が「新政府樹立」を宣言し、「イラン国民に新たな人生の時が来た」と訴えた。

トランプ大統領最後の通告 イランに無条件降伏を要求

トランプ大統領は17日午後、再び投稿を連発した。内容は明確な威嚇であった。「我々は『最高指導者』の居場所を正確に把握している。彼は標的として狙いやすい。ただし今のところ排除するつもりはない、少なくとも今は。しかし、民間人やアメリカ兵への攻撃は容認できない。我々の忍耐は限界に達しつつある」

1時間後、トランプ大統領は再度投稿し、イラン政府に対して「無条件降伏!」と命じた。この二語が今、中東の空気を震わせている。

金然