台湾・香港 停電・倒木相次ぎ、300人余ケガ

台風4号台湾を直撃 「史上初のルート」 暴風と停電の爪痕深く【写真特集】

2025/07/07 更新: 2025/07/08

台風4号(ダナス)は、日本時間の7月7日未明、台湾南部の嘉義県(かぎ-けん)に上陸したあと、北に進み、7日午前には東シナ海へ抜けた。

気象当局によると、嘉義から台風が上陸するのは観測史上初めてとなる。最大瞬間風速61.7メートルの猛烈な突風と豪雨が市街地を襲い、各地で信号機や看板、街路樹が倒れるなどの被害が相次いだ。

今回の台風では、南部・台南市で69歳の男性が車両ごと倒木に巻き込まれて死亡。また、60歳の自宅療養中の患者が、停電により人工呼吸器が停止し命を落とした。負傷者は全土で334人にのぼる。

停電の影響は最大で約50万戸に及び、7日午後時点でも約38万戸で復旧作業が続いている。航空各社にも大きな影響が出ており、国内線の約半数、138便が欠航したほか、国際線や中国便も一部が運休となった。気象当局は7日夜にかけて引き続き強風・豪雨に警戒するよう呼びかけている。

 

台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)

 

台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)
台風ダナスの影響で高雄市の各地で停電が発生。台湾電力の作業員が2025年7月6日夜、雨の中で復旧作業を続けている(中央通訊社)
台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)
台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)
台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)
台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)
台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)
台風通過後の被害の様子。台湾・嘉義市、2025年7月7日(中央通訊社)
李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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