アメリカ・ベッセント財務長官が初来日 関西万博米国パビリオン訪問へ

2025/07/17 更新: 2025/07/17

アメリカのスコット・ベッセント財務長官が、2025年7月17日午後、民間機で羽田空港に到着した。これはベッセント氏が財務長官に就任してから初めての日本訪問となる。

今回の来日は、今月19日に大阪で開催される「関西万博」のアメリカの「ナショナルデー」にあわせたものであると報じられている。現時点で、日米間の公式な関税協議の予定は公表されていない。しかし、一部の報道によれば、日本側の赤沢経済再生担当大臣が大阪への同行を検討しているという。また、18日にはベッセント財務長官が総理官邸で石破総理と面会する方向で調整が進んでいるとも伝えられている。

今回の来日には、来月1日に予定されている関税発動を前にした日米間の非公式な協議が行われるかどうかが注目されている。

また、ジョージ・グラス駐日米大使は、自身のSNSアカウントを通じて、7月17日から20日まで行われるベッセント財務長官率いる大統領代表団による大阪・関西万博の米国パビリオン訪問について、二つの関係者コメントを紹介した。

一つ目は、米国務省報道官によるコメントであり、「トランプ大統領による大阪・関西万博への大統領代表団派遣について、米国パビリオンは米国企業が潜在的な顧客とつながり、米国の繁栄を促進する特別な交流の場となっている」と説明している。この発言は、米国パビリオンが単なる展示スペースではなく、経済的な結びつきを強化する場として重視されていることを示している。

また、ランドー米国務副長官もSNSで「7月17日から20日まで、ベッセント財務長官が率いる大統領代表団の一員として日本を訪れ、大阪・関西万博の米国パビリオンを訪れるのを楽しみにしている。あわせて、日本の船越外務事務次官や韓国の朴外交部第一次官と会談できることも期待している」と発信したことが確認できる

エポックタイムズの速報記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。