林芳正官房長官は25日の記者会見で、タイとカンボジアの国境地帯での軍事衝突に対し、両国に最大限の自制を求めた。
林長官は、タイとカンボジアの国境地帯で軍事衝突が発生したことについて、「深く憂慮をしている」と述べた。
また、「両国に最大限の自制を求めるとともに、緊張が対話を通じて平和的に解決されることを強く希望する」と語った。
現時点で、軍事衝突による日本人の被害情報はないが、両国の在留邦人に注意喚起を行っているという。
タイとカンボジアの国境地帯の複数箇所で24日、両国軍が交戦し、タイ側で12人が死亡した。国境に近いタイ領内では、10万人を超える住民が避難を余儀なくされている。
また、カンボジア側からの砲撃は、タイ側のコンビニエンスストアや病院付近にも着弾しており、衝突は国境地帯の広範囲に拡大している。
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