真夏の中国で、プラスチック製の大人用サンダルが「自然に」子供サイズに変身するという信じがたい現象が話題になった。
200元(約4100円)と決して安くはない25.5cmのサンダルが、車のトランクに3日間放置しただけで、なんと22.5cm以下にまで縮んでいた──そんな「被害」に遭った山西省の男性は、販売店に問い合わせたところ「お湯と酢で戻る」とアドバイスされたが、丸一日試しても効果はなかったという。
中国メディアもこの体験談を取り上げ、「プラスチック製の靴は、炎天下に置かないように」と注意を呼びかけた。
実はこの現象、中国では「あるある」らしい。
SNSには「私も庭に置いて縮んだ」「購入時に直射日光厳禁と念押しされていたが、やってしまった」といった笑えない体験談が次々と寄せられ、「熱で膨張するんじゃなくて縮むのか?」と戸惑う声もあった。
専門家によれば、「多くのプラスチック素材は高温で分子構造が変化し、収縮する性質がある」とのこと。
この夏、靴も人も油断禁物である。
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