7月30日午前8時25分ごろ、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震が発生した。気象庁の発表によれば、この地震の影響で午前9時40分、伊豆諸島と小笠原諸島に津波警報が、また東京湾内湾には津波注意報が発令された。東京都は同日、即座に災害即応対策本部を立ち上げ、自治体と連携しながら住民への情報発信や被害状況の収集に取り組んでいる。
小池百合子都知事は、12時に会見を開き、第一波の予想到達時刻は過ぎたものの、津波は繰り返し襲ってくる可能性があるとして、警報や注意報が解除されるまで安全な場所を離れず、引き続き警戒を続けるよう呼びかけた。都としても、区市町村や関係機関と連携し、テレビやラジオ、防災情報サービスなどを通じて住民への注意喚起と状況把握を進めている。
気象庁や関係自治体も沿岸部や川沿いの住民に対し、高台など安全な場所への避難を繰り返し呼びかけている。現在、東京都内で大きな被害は報告されていないが、警報解除まで油断せず、冷静に身の安全を最優先するよう強調されている。
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