カーク氏暗殺容疑者 トランスジェンダーのパートナーと同居 =FBI

2025/09/14 更新: 2025/09/22

著名な保守系評論家チャーリー・カーク氏の殺害容疑者タイラー・ロビンソンが、トランスジェンダーのパートナーと同居していた。  

FBI関係者によると、この匿名の人物についてはフォックス・ニュースの先行報道があり、それを確認したという。この人物は男性から女性への性別移行の途中であり、捜査に協力しているが、名前は明らかにされていない。

ロビンソンはユタ州オーレムのユタ・バレー大学(UVU)キャンパスから南に約3時間半の距離にあるセントジョージのアパートに居住していた。カーク氏は9月10日、同キャンパスで銃撃され死亡している。ロビンソンはボルトアクション式ライフルでカーク氏を撃ったとされる。カーク氏は当時、トランスジェンダーによる銃撃事件について質問を受け、「あまりにも多すぎる」と答えた直後であった。銃弾はカーク氏の首を貫き、31歳のカーク氏は近隣の地域病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。  

当局によると、ロビンソンが発砲したとされる銃弾の薬きょうには刻印が施されていた。発射済みの薬きょうには「Notices bulges OwO what’s this?」と記されていた。これはネット上のトロール行為(インターネット上でのいたずらや挑発)目的に使われるほか、「ファーリー」と呼ばれる擬人化された動物キャラクターの創作や着ぐるみを楽しむサブカルチャーの人々の間でも用いられているミームである。

ほかにも発見された弾丸には、イタリアの反ファシスト歌「ベラ・チャオ」の歌詞が刻まれたものや、「hey fascist! catch!」と記され、さらにビデオゲーム「ヘルダイバーズ2」から引用されたとみられるシンボルが刻印されたものもあった。  

22歳のロビンソンはセントジョージのディクシー工科大学において電気技術の実習プログラム3年目に在学していた。

ユタ州のスペンサー・コックス知事によれば、近隣のワシントン(ユタ州)に住むロビンソンの家族が事件解決に重要な役割を果たしたという。「ロビンソンの家族が家族の友人に連絡を取り、その人物がワシントン郡保安局に通報した。通報の内容は『ロビンソンが自ら犯行を認めた、あるいは犯行を示唆した』という情報であった」と会見で述べた。  

ユタ郡保安局の記録によれば、ロビンソンはカーク氏銃撃から2日後の9月12日午前4時に逮捕され、およそ4時間後に収監された。  

ロビンソンは加重殺人、身体に重大な危害を及ぼす重罪発砲行為、司法妨害の容疑で勾留されている。初公判は現地時間9月16日午後3時に予定されており、ジェフリー・グレイ郡検事が起訴状を提出するとみられるが、変更の可能性もある。

グレイ検事は9月13日の声明で「その日程に最大限努力するが、準備に追加の時間が必要となる可能性がある。裁判所規則により、起訴までの時間を最大3日間、すなわち9月19日(金)まで延長できる」と述べた。彼はまた「初公判は起訴の提出と同時に行われる」と付け加えた。

エポック・タイムズ記者。国政を担当し、エネルギーと環境にも焦点を当てている。核融合エネルギーや ESG から、バイデンの機密文書や国際的な保守政治まで、あらゆることについて書いている。米国シカゴ拠点に活動。