150人以上の不法移民の性犯罪者がフロリダ州で拘束=ノーム米国土安全保障長官

2025/11/15 更新: 2025/11/15

12日、クリスティ・ノーム米国土安全保障長官は、州全体の取り締まりの一環として、150人以上の不法移民の性犯罪者がフロリダ州で拘束されたと発表した。

ノーム長官はフォックスニュースに対し、性犯罪者らは最近、フロリダ州で逮捕された約230人の不法移民の中に含まれており、この一斉摘発はロン・デサンティス州知事の政権の協力を得て実施されたと語った。

「この作戦は『オペレーション・クリミナル・リターン』と呼ばれている。私は『オペレーション・ダートバッグ』と呼んでいる。なぜなら、彼らは性犯罪者であるだけでなく、子供を標的にしていたからだ」とノーム氏は「FOX & Friends」のインタビューで語った。

「これら150人は我々の街からいなくなる。子どもたちはより安全になるだろう」とも述べた。

また、ノーム氏は逮捕された者たちについて「彼らはそもそも我が国にいるべきではなかった」と付け加えた。

今年1月に政権に復帰して以来、トランプ大統領は政府全体で不法移民の取り締まりを進めている。トランプ氏は、特に犯罪歴を持つ不法移民の強制送還を実施することを宣言していた。

トランプ氏が今年発出した命令には、アメリカで長年にわたり続いていた不法越境を受け発出された、米墨国境における国家非常事態宣言が含まれる。

トランプ政権はまた、中米のエルサルバドルやアフリカの南スーダンなどへ不法移民を送還している。

その他の措置には、第14修正条項に基づく生得的市民権の再定義を試みる動きも含まれるが、これは法的異議申し立てに直面している。サンフランシスコの連邦控訴裁判所は7月下旬、トランプ大統領の大統領令が違憲であるとの判決を下し、同令の全国的な施行を差し止めたニューハンプシャー州の地方裁判所の決定を支持した。

トランプ政権はまた「トレン・デ・アラグア(Tren de Aragua)」のギャング構成員であるとされる人物を侵略勢力とみなし、国外退去させている。

先月末、国土安全保障省の高官は、ICE(移民税関捜査局)が新たに配備される職員とともに、全米で大規模な強制送還作戦の拡大に向けて準備を進めていると認めた。

「我々は逮捕件数を大幅に増加させたいと考えている。特に、そのための資金が確保された『大きくて美しい法案』がある以上はなおさらだ」と、国土安全保障省広報担当次官補のトリシア・マクロークリン氏は10月26日にフォックスニュースのインタビューで語った。

マクロークリン氏は、同省には約17万5千件のICEの求人応募があり「現場でこの素晴らしい仕事を行う勇敢な男女をさらに増やし、我々の労働力を大幅に強化できる」と述べた。

フロリダ州では、州当局が9月に、過去5か月間にフロリダ州の法執行機関によって6千件以上の移民関連の逮捕が行われたと発表している。

ニューヨークを拠点とするエポック タイムズの速報記者。
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