中国 近づきすぎたドローンに父ツルが静かな一蹴

中国でツルがドローンを撃墜

2026/01/02 更新: 2026/01/02

中国・杭州市余杭区の南湖公園。冬の午後、湖畔の蓮池でツルの家族は静かに羽を休めていた。父は周囲を見張り、母は羽づくろい、子はうとうと昼寝。これ以上ない平和な時間である。

そこへ、ブーンという軽い羽音が割り込んだ。ドローンだ。
最初は少し離れた場所を旋回するだけで、ツルたちも知らん顔。父ツルも首を少し伸ばしただけで動かなかった。

だがドローンは距離感を誤った。向きを変え、速度を上げ、ぐんぐん近づく。10メートル、5メートル、そしてほぼ目の前。もはや撮影というより挑発である。

次の瞬間、父ツルが動いた。

翼を大きく広げて跳ね上がり、空中で体勢を整えると、両脚がすっと伸びる。狙いは完璧だった。ドローンはバランスを失い、そのまま蓮池の泥へ一直線に落下した。

現場は一瞬静まり返り、すぐにどよめきに包まれた。観鳥客は唖然とし、ネットでは「よくやった」「完全にドローンが悪い」と称賛が続出。一方で「ツルの脚は大丈夫か」と心配する声も相次いだ。

その後の確認では、ツルに新たなけがは見られず、家族は無事に公園を飛び立ったという。蓮池に残ったのは、泥に沈んだドローンと、はっきりした教訓だけだった。

自然の世界では、主役は人間でも機械でもない。距離を間違えれば、相手がツルでも容赦なく蹴り返してくる。静かだが、なかなか痛快な出来事である。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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