中国 ロケット1日2回失敗!「実践32号」衛星墜落 穀神星2号も異常 軍内で風水議論再燃

2026/01/17 更新: 2026/01/17

1月17日、中国の長征3号Bロケットによる衛星「実践32号」打ち上げが飛行中の異常で失敗。同日、海上・陸上両方で発射可能な「穀神星2号」も墜落し、1日2回連続失敗。軍内部では風水迷信が再燃し、権力闘争の影も。

1月17日未明、中国は長征3号Bロケットを使用して「実践32号」衛星を打ち上げたが、飛行中に異常が発生し、打ち上げは失敗に終わった。同日昼には、民間企業が開発した「穀神星(グーシェンシン)2号」ロケットの初の飛行試験も実施されたが、こちらも飛行中の異常により失敗した。

中国共産党(中共)系の新華社通信によると、この発射任務は1月17日午前0時55分、西昌衛星発射センターで実施されたものの、最終的に失敗に終わったという。具体的な原因については現在、分析と調査が進められている。

中国メディアによれば、長征3号B天科技集団(CASC)第一研究院が主に開発を担当している中型液体燃料ロケットで、3段半(第3段に補助部をもつ構成)の並列・直列混合構造を採用している。主に地球高軌道への衛星打ち上げに使用しているが、中軌道および深宇宙ミッションにも対応可能である。長征3号Bは、中共が最も頻繁に運用してきた高軌道用ロケットであり、これまで多くの重要衛星を打ち上げてきた実績を持つ。

さらに新華社の報道によれば、同日17日午後0時8分には、民間企業が開発した商業用ロケット「穀神星2号」が酒泉衛星発射センターで点火・打ち上げられた。しかしこちらも飛行中に異常が発生し、初の飛行試験は失敗に終わった。具体的な原因は現在、引き続き分析・調査が進められているという。

最近の中国ロケット失敗相次ぐ 長征12号A、朱雀3号、穀神星1号

最近、中共のロケット打ち上げでは失敗が相次いでいる。中共が「自主開発による初の再使用型運搬ロケット」と宣伝していた「長征12号A」は、昨年12月23日午前に初の試射を行ったが、第1段ロケットの回収ミッションに失敗した。また昨年12月3日には、民間企業「藍箭航天(ブルーアロー・スペース)」が開発した「朱雀3号」YA1ロケットが打ち上げられたものの、第1段ロケットの回収過程で異常燃焼が発生し、回収地点での軟着陸に失敗した。

一方、民間企業「天兵科技(スペース・パイオニア)」の「穀神星1号」も昨年11月、衛星を予定軌道に投入することができなかった。

中共軍内部で風水師議論再燃 習近平政権前の慣習とは

複数の宇宙産業関係者は以前、大紀元の取材に対し、ロケット発射事故が続発するなかで、中共軍内部で「風水」に関する議論が再燃していると明かした。

ある事情通によれば、「昨年は期待どおりの成果が得られない任務が相次ぎ、軍や航天系の内部で議論が高まった。その中には『従来の慣例どおり風水師に見てもらわなかったことが原因だ』とする声もあった」という。

また、習近平政権以前には、ロケット発射の際に関係機関が風水師を招き、現地で方位や設備配置を確認・調整させたうえで、線香を焚き簡単な儀式を行っていたという。

軍関係に近い人物も記者に対し、「最近の2回のロケット失敗について、確かに『以前のように風水師を呼ばなかったからではないか』という声が出ている。科学的根拠は皆無だが、内部でそう指摘する者もいる」と語った。

同人物はさらに、1996年に行われた長征3号Bロケットの打ち上げでも、発射前に風水師が「血の兆しが見える」と警告したにもかかわらず、関係部門が強行発射し、結果として事故が発生したことを明らかにした。

最近の発射失敗については、一部の軍関係者や航天システム関係者の間で、「権力闘争」や「予算削減」などの要因も議論しているという。

関連特集: 中国