CIAの中共官吏の離反呼びかけ動画公開 中共の恐怖と米対中戦略の全貌

2026/01/18 更新: 2026/01/18

CIAが、中共官吏向け新中国語動画を公開。「安全連絡9ステップ」で離反を呼びかけ、中共に衝撃。トランプ政権のマドゥロ氏逮捕・イラン支援・グリーンランド争奪は全て対中包囲網。内部漏洩拡大で習近平政権崩壊の兆し?

2026年が幕を開けて間もなく、世界を震撼させる大事件が次々と発生している。

ベネズエラのマドゥロ大統領が米国特殊部隊によって生け捕りにされ、米国で裁判を受けることになった。これに続き、イランでも新たな国民抗議運動が勃発し、世界を驚かせた。この動きをアメリカのトランプ大統領も支持しており、米軍は中東に兵力を集結させている。多くの人々が、もう一つの独裁政権の崩壊を固唾を呑んで見守っている状況である。

同時に、軍事上の要衝であるグリーンランド島の帰属問題をめぐり、トランプ政権と欧州各国の間で再び論争が起きている。

一見すると、これらの出来事は中共(中国共産党)とは無関係のように見える。しかし実際には、アメリカは大きな戦略的布石を打っており、すべての背後に中共が関係している。米国の一連の行動の最終的な標的は、明確にその「第一の敵」である中共に向けられているのである。

中共の弱体化:ベネズエラ・イラン・グリーンランドで石油・北極支配を断つ

中共と近しい関係にあるマドゥロ氏を逮捕したことは、アメリカの「裏庭」であるラテンアメリカにおける中共の影響力を断ち切るものとなった。これにより、中共への一部石油供給を遮断すると同時に、中共の影響を受ける他の中南米諸国への牽制にもなった。同様に、中共の支援を受けるイランのハメネイ政権を攻撃する狙いは、中東における中共の代理勢力を排除し、石油供給ルートを断ち切ることにある。さらに、グリーンランド島の買収をめぐる動きは、中露両国による北極圏への進出を阻止し、米本土への潜在的な脅威を防ごうとする意図がある。

こうした動きはいずれも、内外の困難に直面する中共政権に恐怖と動揺を与えている。

CIA新動画の全貌:「9ステップ」で中共官吏を狙う離反呼びかけ

この大きな戦略構図の中で、1月15日、米中央情報局(CIA)は、中国側で情報提供の意思を持つ中共官吏を対象にした新たな中国語動画を公開した。動画では「CIAと安全に連絡を取るための九つの具体的なステップ」が紹介されている。CIAは投稿で次のように述べた。

「CIAは中国の真実を知りたい。我々は、その真実を知り、伝えられる人を探している。」

すでに昨年5月1日には、CIAが二つの中国語動画を公開しており、「中共官吏が体制に失望し、自身と家族の将来を模索した末にCIAと連絡を取る決意をする」という内容であった。

さらに2024年10月、CIAは複数の公式ソーシャルメディアアカウント(ダークウェブ上のものを含む)を通じ、中国語、ペルシア語、朝鮮語で中国・イラン・北朝鮮の潜入協力者募集情報を公開し、安全な連絡方法を示した。

当時、CIA副長官のコーエン氏はブルームバーグの取材に対し、「中国には情報を得られる立場にあり、習近平政権に不満を抱く人が大勢いる」と述べ、「そうした人々は、我々と協力することで自国の助けになることを理解している」と語った。また同氏は、CIAが中国から離れた中国人の採用を強化しており、「冷戦時代のように米国大使館に直接足を運ぶ」形での接触も模索していることを明かした。この募集活動は、世界各地で増え続けているCIAの中国問題専門家の支持を得ているという。

別の米政府高官も、「もしこの方法が効果的でなければ、我々はこれ以上動画を作らないだろう」と述べ、「米中間におけるこの『真の世代的な競争』の中で、中共はCIAの最優先情報目標である」と強調した。

CIAが相次いで離反呼びかけ動画を公開していることは、この「リクルート方式」が実際に成果を上げていることを示している。過去にはロシア、ベネズエラ、イランでも同様の手法が奏功した。報道によれば、マドゥロ氏拘束の数日前、あるいは直前の数分前まで、CIAの内部協力者がその行動を追跡し、正確なリアルタイム位置情報を提供していたという。

中共内部漏洩の実態:ウイグル臓器収奪から習健康不安まで

強大な情報収集能力を持つCIAは、この十数年の間に、中共内部の秘密が次々と海外へ流出していることをすでに把握している。たとえば、中共による香港区議会選挙への反応、中共上層部内の権力闘争や恐怖、ウイグル政策に関する内部文書、情報システム運用、原子力潜水艦の沈没、香港での抗議活動攪乱工作、台湾選挙への介入、腐敗スキャンダル、ロケット軍の実態、感染症発生の源、さらには法輪功学習者や新疆ウイグル人からの強制臓器収奪、そして習近平の健康状態などである。

これらの情報を提供できるのは、中共内部の人間をおいて他にいない。すなわち、体制内の各級官吏、その家族、あるいは関係者である。内部告発の動機は、権力闘争、現政権への不満、良心の呵責などさまざまであるが、そのすべてが中共に大きな打撃を与えているのは間違いない。

中共内部に深刻な分裂がすでに生じていることをCIAは把握しており、第一級の情報を得ようとしているのは明白である。「安全な連絡手段」の提示は、告発者への明確なサインでもある。言い換えれば、2024年に連絡方法を公表して以降、CIAはすでに膨大な中共関連情報を入手していると考えられる。

こうした中、国内経済が低迷し、民衆の不満が高まるなか、中共内部や民間にも不平を抱く人々は数多く存在する。「習の退陣」「中共解体」を望む社会的空気が広がる中で、中共の高官たちが恐怖に駆られないはずがない。

中共国家安全部が公務員に忠誠・スパイ警戒を強要

漏洩拡大を防ぐため、中共は「党への忠誠」を叫ぶだけでなく、徹底的な取り締まりにも乗り出している。最近では中共国家安全部が、「国家公務員が外国勢力に転向し国家機密を漏洩した」複数の事例を公表した。それによれば、海外のスパイ機関は「学術調査」や「感情的接近」を装い、新人公務員の経験不足や金銭的欲求などにつけ込み、違法に機密文書を入手していたと警告している。中共当局はこれを通じ、公務員に対し機密保持の徹底と、親族関係・金銭的誘惑への警戒を呼びかけている。

しかし問題は、中共を憎む内部告発者には、こうした脅しが通用しない点である。安全に情報を漏らす手段さえあれば、彼らは次々に中共の闇を暴くだろう。そして中共もまた、こうした人々――中共と現政権を嫌悪し、中国人にも自由と民主を享受してほしいと願う人々――の行動を止める術がないことを理解している。

CIAの情報分析能力をもってすれば、中共から得た情報を基に、より効果的な対中戦略を構築することができる。その中には、いわゆる「斬首作戦」の可能性さえ含まれるかもしれない。

これこそが、おそらく中共上層部が最も恐れていることであろう。

周暁輝
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