浜崎あゆみ 上海「無観客ライブ」のリハーサル説に反論 当時の公演映像公開

2026/01/20 更新: 2026/01/20

人気歌手・浜崎あゆみが、昨年11月に中国・上海で行った「無観客ライブ」をめぐる一連の騒動について、改めて自身の思いを明らかにした。1月18日、インスタグラムのストーリーズで当時の公演映像を公開し、「このOP(オープニング)がただのリハーサルに見えますか」と問いかけ、批判的な声に正面から反論した。

浜崎は昨年11月29日、上海でのコンサートを予定していたが、開演前日に「不可抗力」を理由に突如中止を発表した。中止の背景については、中国共産党(中共)政権の対日攻勢の一環との見方がある。

公演中止という予期せぬ事態に直面しながらも、浜崎は現地を離れることを選ばなかった。日中合同チームが5日間かけて設営したステージが撤去される前、浜崎は無観客の舞台に立ち、ダンサーやバンド、スタッフとともに「無観客ライブ」を最後までやり遂げた。この様子はすべて収録されていて、後日ファンに向けて公開する予定だという。

この行動は大きな注目を集め、中国のネット上では同情や支持の声が広がる一方、「流出した映像は単なるリハーサルに過ぎない」と主張する声も出た。中共の官製メディアは、浜崎の上海公演スタッフを名乗る人物の謝罪声明を引用し、「無観客コンサートは事実ではなく、リハーサル中に盗撮された映像だ」と報じた。

しかし、当時インターネット規制を回避できた利用者の間では、浜崎がフェイスブックやインスタグラムに投稿した「公式写真」を確認している。そこでは、浜崎本人とダンサーが本番同様のヘアメイクと衣装をまとい、複数の華やかな衣装替えを行い、紙吹雪が舞う中で本格的な照明演出が施されていた。舞台演出の規模から見ても、単なるリハーサルとは考えにくい内容だった。

公演から約2か月後となる1月18日、浜崎は実際の公演映像5本を公開。「このOP(オープニング)がただのリハーサルに見えますか」と改めて問いかけた上で、噂や憶測にこれ以上反応するつもりはないとし、「ただ、私自身が経験した事実を伝えたい」と語った。そして「あの場にいた誰もがステージを諦めなかった」と振り返った。

当時の心境について、浜崎は、観客がいないにもかかわらず、バンドやダンサー、スタッフ全員が全力で演奏とパフォーマンスに臨み、一切の妥協なく公演を完成させたと説明した。

その結果、このライブは「自身のキャリアにおいても指折りの最高なライブだった」と回想し、観客の有無にかかわらず、音楽と舞台、そして舞台裏の人々の存在が持つ意味を改めて実感したという。

さらに浜崎は、2025年の「厳しく凍えるような冬」をようやく乗り越え、今は春の光が見えてきたと心境を吐露。今年は日本のファンに最高のパフォーマンスを届けることに力を注ぐとともに、「次は私たちが遠征する」とメッセージを寄せてくれたアジア各地のファンが、日本のコンサート会場に集うことを期待していると語った。

投稿の締めくくりでは、「弱ってんのもいい加減にして、そろそろ血の味がする世界に戻る準備をしよう」とつづった。

この発言はネット上で大きな反響を呼び、多くのファンが彼女の勇気ある姿勢と、困難な状況下でも舞台をやり遂げたプロ意識を称賛した。一方で、一部のファンからは「25年間応援してきて、これほど怒りを滲ませた彼女を見るのは初めてだ」と、その胸中を思いやる声も上がっている。

鍾又淳
関連特集: 社会