張又侠の親族「一斉に地方移転」の噂 軍報の再度の記事が憶測呼ぶ

2026/02/02 更新: 2026/02/02

先日、北京の研究者が、張又侠の直系および傍系親族が要求に従い「すでに」北京を離れたとの情報を引用して伝えた。中国共産党の軍機関紙『解放軍報』が1月31日に再び記事を掲載し、全軍に対して「党中央の決定」を支持するよう呼びかけたことで、さらなる憶測を呼んでいる。

北京の著名な政治学者である劉軍寧氏は29日、X(旧Twitter)上で次のように投稿した。「信頼できる情報によれば、大侠(張又侠)の直系および傍系親族は要求通り、すでに北京を離れ、京畿以南の地へ移住した。これはかつて劉少奇が河南省へ、鄧小平が一家で江西省へ送られた際と同様の措置である」。

中国共産党の政治的文脈において、高官の家族に対する「集中的な地方移転」は、古くから極めて敏感な政治的シグナルと見なされてきた。かつて国家主席の劉少奇は打倒された後に河南省へ下放され、副総理だった鄧小平も解任後に一家で江西省へと移された経緯がある。

党のシステム内において、処分が個人から家族へと波及し始めることは、往々にして事件の性質と政治的レベルが質的に変化したことを意味する。こうした手配は、当事者が政治的な安全境界線を完全に失い、その個人の運命と政治的前途が事実上「封印」されたことを示す場合が多い。

張又侠の親族が「一斉に地方移転」させられたとの噂は注目を集めており、ネットユーザーからは「大侠の直系・傍系親族も紅二代(革命幹部の子弟)だが、徒党を組むのを恐れているのか?」「(かつての流刑地である)寧古塔への追放という意味か?」といった声が上がっている。

また、「もしこれが事実なら、最悪中の最悪の状況よりはまだ少しはマシだ。少なくとも連座して全員が拘束・管理されているわけではないのだから」と直言する者もいた。

張又侠の拘束は党内の政局に動揺をもたらしているが、軍側は異例の沈黙を保っており、張・劉(振立)両氏の拘束を支持する表明をなかなか出さずにいる。党メディアも異例の沈黙を守り、両氏の名前に触れるのを避けている。これらの兆候は、張又侠への処遇について党内での定論がまだ出ておらず、双方がいまだに駆け引きを続けているシグナルであると浮き彫りにしている。

1月31日、『解放軍報』は再び記事を掲載し、「張又侠、劉振立の調査・処分は、全面的に従厳治党(党を厳格に統治すること)を進める上での重大な成果であり、腐敗防止闘争の重大な勝利である」と主張。その上で、「全軍の官兵は党中央の決定を断固として支持し、習近平氏を核心とする党中央と高度な一致を保たなければならない」と呼びかけた。

台湾の国防安全研究院の研究員である沈明室氏は、大紀元の取材に対し、次のように分析した。「中国共産党には、『現時点で足りていないもの』や『統制が取れていない部分』をあえて強調し、連呼するという習性がある。事件からかなりの日数が経過した今、軍の機関紙がわざわざ張又侠と劉振立の批判記事を再掲載したことは、軍内部の動揺が収まっておらず、反発の声が上がっているという噂が真実であることを裏付けている」。

文慧