トランプ「イラン指導部壊滅、米軍まもなく撤収」イスラエル空爆で「事実上の最高実力者」死亡

2026/03/18 更新: 2026/03/18

イスラエルは3月17日、イラン最高国家安全保障会議の書記アリ・ラリジャニ(Ali Larijani)が夜間の空爆で死亡したと確認した。この戦果を受け、アメリカのトランプ大統領はホワイトハウスで対応方針を明らかにした。トランプ氏は、イラン指導部は「もはや存在しない」と述べ、アメリカが「そう遠くない将来」にこの戦争を終結させ、撤収する可能性を初めて示唆した。

トランプ氏は同日のブリーフィングで、イスラエルがイラン高官を排除した作戦を高く評価した。発言の中でラリジャニの名を直接挙げなかったものの、今回殺害されたのはイランの「事実上の最高実力者」であり、さらに、最近の抗議デモで約3万2千人の死者を出した責任を負うべきもう一人の高官、すなわちイラン革命防衛隊(IRGC)傘下の準軍事組織「バスィジ」(Basij)民兵司令官ゴラムレザ・ソレイマニであると明確に述べた。

トランプ氏はメディアに対し、「彼らの指導者はもういない。あれは邪悪な集団だった」と強調した。戦況の行方という最大の関心事について、トランプ氏は大統領執務室で、現時点では米軍の撤収準備は整っていないものの、「まもなくそこを離れることになる」と明らかにした。

さらにトランプ氏は、米国・イスラエル連合軍が現在までに与えた破壊は極めて甚大であり、イラン軍は再建に約10年を要するほどだと強調した。

イランがホルムズ海峡を封鎖したことによって引き起こされた世界的エネルギー危機について、トランプ氏は強硬姿勢を示した。トランプ氏は、この重要なシーレーンの安全が回復するまで「それほど時間はかからない」と予測し、米軍が現在、海岸線および海域の標的に対して激しい攻撃を加えていることを明らかにした。

トランプ氏は、NATO加盟国が護衛のための軍艦派遣を拒否したことを「残念な決定」と批判したものの、「我々にはいかなる支援も必要ない」と自信を示した。一方で、イスラエルや一部中東の同盟国による海軍・空軍の協調作戦を「傑出した働き」と称賛し、地域の安全保障維持への支援に謝意を表した。

イスラエル空爆詳細:ラリジャニ、副官、バスィジ300人死亡

『イラン・インターナショナル』の独占報道によると、ラリジャニを殺害した今回の空爆は、イラン国内の治安維持体制に壊滅的な打撃を与えたという。ラリジャニのほか、副官のアリ・バテニおよび特別補佐官を務めていた息子もこの空爆で死亡した。同時に、テヘランの指揮センターを狙った攻撃では、およそ300人の「バスィジ」指揮官や幹部が死亡したと報じられている。

報道によれば、今回の空爆は「モハンマド・ラスールッラー軍団」所属の後方支援・整備拠点を正確に破壊し、街頭弾圧用に使われていた数百台のバイクやパトロール車両を一瞬で灰燼に帰した。情報筋によれば、数多くの現場指揮官の戦死により、現在進行中の「チャハールシャンベ・スーリー(火の水曜日、Chaharshanbeh Suri)」をめぐる潜在的な抗議行動への対応能力が著しく低下しており、イラン政権内では指揮系統の空白と士気の低下が深刻化しているという。

李言
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