米軍が中東に増兵 大規模な地上戦には至らず =分析

2026/03/23 更新: 2026/03/23

米・イスラエルによるイランへの共同作戦が4週目に入った。トランプ米大統領は、イランに対する軍事行動の段階的な終了を検討していることを度々示唆している。その一方で、ペンタゴン(国防総省)は中東に軍艦3隻と数千名の海軍陸戦隊員を追加派遣した。ホルムズ海峡の再開放と地上戦の可能性についても議論を呼んでいる。

「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」の22日目となった土曜日(3月21日)、米中央軍のブラッド・クーパー司令官は、イランの戦闘能力は現在大幅に低下しており、米軍はすでに8千以上の軍事目標を打撃したと述べた。

トランプ大統領は木曜日(19日)、イランに米軍の地上部隊を配備する計画はないと表明していた。しかし、攻撃作戦が進むにつれ、地上戦の可能性に注目が集まっている。

軍事チャンネル『マーク時空』のホストであるマーク氏は次のように分析する。

「地上戦における最大の不確実性は、奇襲などによって米軍兵士に多大な死傷者が出ることだ。地上部隊が濃縮ウラン(または石油施設)を奪取しようとする際、イラン軍と正面衝突する場合にその危険性は最高潮に達する。トランプ大統領は長期的な地上戦に陥ることを望んでいない。長期戦になればコストが非常に高くなるからだ」。

先週、米国は強襲揚陸艦「トリポリ(USS Tripoli)」と約2500名の海軍陸戦隊遠征部隊に加え、強襲揚陸艦「ボクサー(USS Boxer)」および随行艦などを中東へ派遣した。

同時に、ホルムズ海峡の封鎖を解除するため、イランのカーグ島に対する米軍の潜在的な軍事行動にも関心が集まっている。

マーク氏はこう語る。

「ボクサーがカリフォルニアから中東に到着するには比較的時間がかかる。そのため、米軍が攻勢をかけるのであれば、今週末か来週あたりになるだろう。全体として見れば、米軍の現在の兵力は比較的限定的であり、大規模な地上戦は行わないと考えられる。おそらく小規模、あるいは特定の目標に対する攻撃になるだろう。カーグ島がその対象になる可能性がある。海軍陸戦隊の主な役割は水陸両用作戦による島々の占領であり、それによってホルムズ海峡の制海権を奪還することになるだろう」。

郭約希
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