中国 至近距離の演出で事故

中国ロボットショーで子供に直撃事故

2026/03/25 更新: 2026/03/25

中国・陝西省で行われたロボットのダンスショー中、機械の腕が観客の子供の顔に当たる事故が起きた。関連話題は中国のSNSでトレンド入りし、ネット上では安全性への不安が再び広がった。

現場の映像では、人型ロボットが回転しながら腕を大きく振る動作の最中、前列で見ていた男の子の顔に接触した。男の子はその場で顔を押さえ、しばらく動けなくなる様子が確認できる。ロボットはその後も動作を止めず、演技を続けていた。

当時、会場には多くの家族連れが訪れていたが、舞台の周囲に安全柵は設置はなく、観客との距離は極めて近かった。男の子は危険を感じた様子を見せてはいたものの、逃げ場はなく避けきれなかったという。

この件を受け、ネット上では「危険すぎる」「こんな距離でやるべきではない」といった声が相次いだ。

専門家の間では、見た目の派手さを優先した演出に対し、安全対策が追いついていないと指摘した。ロボットの動きが大きくなるほど、観客との距離や安全管理の重要性は高まる。

中国では最近、ロボットに関するトラブルが相次いでいる。2026年2月には四川省成都の商業施設で、展示中のロボットが転倒し、高齢者を巻き込む事故も起きた。

ロボット技術の普及が進む一方で、安全への配慮が不十分なまま運用されれば、その代償は現場で人が負うことになる。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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