イラン大統領 アメリカ国民に向けた公開書簡を発表 戦争について語る

2026/04/02 更新: 2026/04/02

イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は1日水曜日、イランと米国の間で1ヶ月続く戦争において、対立は「コストがかかり無益」であるとする公開書簡を発表した。

「今日、世界は岐路に立っている。対立の道を歩み続けることは、かつてないほどコストがかかり、無益である。対立か関与かの選択は、現実的かつ重大なものであり、その結果はこれからの世代の未来を形作ることになるだろう」と、ペゼシュキアン氏は自身のXアカウントに英語で投稿した書簡の中で述べた。

この書簡の中で同氏は、トランプ米大統領が1日水曜朝に発信した「イラン大統領が終戦のための停戦を望んでいると述べた」というメッセージについては言及しなかった。

トランプ氏はTruth Socialへの投稿で次のように記している。「ホルムズ海峡が開放され、自由で安全になった時に検討する。それまでは、我々はイランを忘却の彼方へ、あるいは巷で言われるように、石器時代へと爆撃し続けるだろう!!!」

トランプ政権は先週から、ペゼシュキアン氏やイランのモハンマド・バーゲル・ガリバフ国会議長を含むイラン政権のメンバーと米当局者が協議中であると述べている。一方で、イラン外務省当局者は直接交渉が行われていることを否定している。

また、ペゼシュキアン氏は書簡の中で、この紛争がアメリカ国民の利益にかなうものなのかと疑問を呈し、米軍がイスラエルの代理として行動していると主張した。

「この戦争によって、アメリカ国民のどの利益が真に守られているというのか。このような行動を正当化するような、イランからの客観的な脅威が果たしてあったのだろうか」と同氏は問いかけた。

核開発を巡る対立の背景

2月28日に紛争が始まる前、ワシントンとテヘランはイランの核計画を巡る交渉を行っていた。米国とイスラエルの当局者は、イランが他国を脅かす核ミサイルを製造するため、ウランを兵器級に濃縮しようとしていると長年確信してきたが、イラン側はこれを否定している。

トランプ氏は先月、テロを支援するイラン政権に核兵器の保有を許すことはできないと述べた。ホワイトハウスは水曜日の声明で、米国の目的は「イランのミサイルとその生産拠点を壊滅させ、海軍を全滅させ、テロ代理勢力への支援を断ち切り、核兵器を二度と取得させないことである」と発表した。

国連の核監視機関である国際原子力機関(IAEA)は昨年、テヘランの核計画が完全に平和目的であるかどうかを判断することはできないと述べた。また、イランが2019年以降、同機関による施設査察に応じておらず、核物質がさらなる濃縮のために転用されているかどうかについて説明できていないことを指摘している。

2026年3月24日、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区のハレス村に着弾したイラン製ミサイルの残骸に登るパレスチナ人男性(Jaafar Ashtiyeh/AFP via Getty Images)

地域への影響とホルムズ海峡の封鎖

米国とイスラエルによる攻撃への対抗措置として、イランはサウジアラビア、カタール、クウェート、イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、トルコなどの近隣諸国に向けて多数のミサイルやドローンを発射しており、これらは地域内の米国またはイスラエルの資産を攻撃しているのだと主張している。

さらにイラン軍は、世界の石油の約20%が通過する極めて重要なホルムズ海峡で民間商船の航行を封鎖しており、エネルギー価格を大幅に押し上げている。

今週、カタールとUAEの両政府は、水曜日にカタール国営企業カタール・エナジーが運航する船舶を含む民間船に、イランのものと見られる飛翔体が命中したと発表した。月曜日、ドバイ港の停泊地でクウェートの原油タンカーがイランの攻撃を受け、火災が発生した。このタンカーには原油が満載されており、現場では消火活動が行われた。ドバイ当局は、この攻撃により船体が損傷し、原油流出の懸念が高まっていると述べた。

米東部時間水曜日の午後9時、トランプ氏はイラン政権に対する米軍作戦の状況について、国民に向けた演説を行う予定である。

ニューヨークを拠点とするエポック タイムズの速報記者。
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