中国で今、心臓に不安を感じた若者が病院に押し寄せている。きっかけは、41歳の教育系インフルエンサー張雪峰(ちょう・せっぽう)氏が心臓の病気で突然亡くなったという報道だ。
張雪峰氏は、大学選びや就職をテーマに発信し、多くの若者に影響力を持っていた人物である。長時間労働でも知られ、その突然の死は「自分も同じように倒れるのではないか」という不安を一気に広げた。
この影響で、上海や四川、深圳など複数の都市で同時に異変が起きている。上海の大病院では1日の診察が2千人を超え、夜中まで診察が続く状態となっている。
四川・成都でも、ここ10日ほどで心臓外来の患者が約15%増えた。特に目立つのは40歳以下の若者で、20代の受診も増えている。
医師によると、多くの若者は「過労で突然死するのではないか」と不安を感じて受診している。長時間労働や夜更かしが当たり前の生活が背景にある。また、夜勤を避けるため診断書を求めるケースもあり、不安の広がりが行動として表れている。
今回の動きは一部の都市に限られたものではなく、複数の大都市で同時に確認されている。ただし、全国一律の現象とまでは言えず、都市部を中心に広がっている段階。
SNSでは「命より仕事を優先してきた時代が変わりつつある」との声も広がっている。
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