神韻鎌倉最終公演 満場の喝采 観客「心を揺さぶられた」

2026/04/20 更新: 2026/04/20

4月19日午後、アメリカ神韻新紀元芸術団は、鎌倉芸術館で第4回にして最終となる公演を行い、満員の中で幕を閉じた。会場を訪れた各界の観客からは、神韻の高い芸術性と深い文化の厚みに称賛の声が相次いだ。中には、神韻が伝統的価値観の復興に取り組んでいることに深く心を動かされ、「五千年の文化を絶やしてはならない」と訴える声もあった。

ニューヨークに本拠を置く神韻は、世界最高峰の中国古典舞踊団である。毎年、新たな振付と音楽作品による新作プログラムを発表しており、中国五千年の文明に着想を得た舞踊物語に合わせて、手縫いで仕立てられた新しい衣装も披露している。

航空会社元部長「深く心を揺さぶられた」

世界的な航空会社で部長を務めた秋葉道昭さんは、男性として、男性ダンサーたちの鍛え抜かれた基礎と卓越した技に本当に驚かされたという。「指の先まで、足の先まで全ての力が行き渡っていて、非常に綺麗で素晴らしい集団だ」と絶賛した。

4月19日、世界的な航空会社で部長を務めた秋葉道昭さんは神韻公演を観賞した(牛彬/大紀元)

秋葉さんは、モンゴル舞踊を例に挙げた。「広大な草原を思わせる背景の中で踊るモンゴル舞踊は、また違う力強さを感じる。モンゴル人としての自覚を持ったものが、内側からのパワーが外に出されていた形で、非常に見ていても気持ちよく、共感を覚えた」

さらに、「最も印象に残ったのは、チームワークの良さ、男性陣の力強さ、女性陣のしなやかさ、美しさと柔らかさ。男性には力強さがあり、女性には柔らかさ、優雅さ、繊細さがある。硬い部分と柔らかい部分が非常にいい形で融合されていて、見ていて楽しい」「非常に綺麗で素晴らしい集団だ」と称賛した。

秋葉さんは前方の席で鑑賞したこともあり、「スピリットが外に出てくるのが感じられる」という。

「あれだけの動きをしながらも、男性も女性も足音が非常に小さい。ほとんどない。よくここまでトレーニングされたなと思う。素晴らしい」と振り返る。

さらに秋葉さんは、「ダンサーたちの基礎練習が全てここに積み重なってきていると感じる。並ではない基礎の上に、精神的な強さと芸術性を求める動き、そしてそれを観客の皆様に対して届けようとする気持ち、これら要素が全てうまくまとまって(観客一人一人に)伝わってきた」と語った。

「だからこそ、多くの観客が深く心を打たれ、素晴らしい公演だったと口々に称賛していたのだろう」と話した。

楽団が舞台を見事に支える

秋葉さんの席はオーケストラピットに近く、楽団の役割は実に絶妙だったと褒めた。

「音の響きが非常にいい。舞台の演技を邪魔するわけでもない。音楽がないと演劇だけでは寂しさを感じてしまう。そこをうまく支えている土台、ステージの土台を音で支えているイメージが非常に伝わってくる」と語った。

また、「舞台下から響く音楽の波と、舞台正面からの波、そして背景映像の視覚効果。この三つがドッと寄せてくるようで、心を大きく揺さぶられ、深く感動した」と述べ、舞台表現についても賞賛を辞さなかった。

秋葉さんは、中国らしい趣を帯びた音楽にも強く心を引かれたという。

「音楽には古典的な旋律が多く、日本にないメロディですから、非常に郷愁を感じる部分がある。気持ちがふわっと柔らかくなってくるような、いい音楽、メロディだ」と感銘を受けた。

さらに、「アレンジメントが非常にいい。中国と西洋の楽器の融合にもまったく違和感がなく、バランスが見事に取れていた。指揮者の統率力もうまい」と語った。

ソプラノ歌手の歌声が会場を包む

ソプラノ歌手について、秋葉さんは「ソプラノの声は綺麗で響くし、ピアノの先生も非常に心地よい弾き方をされた。すごく良いと思う。みんなを天に向かって導くような、声でぐーっと全体を包み込んで抱えていくようなイメージがあって、非常に良い状態だ」と感服した。

また、歌詞についても深い印象を受けたという。

秋葉さんは、歌詞には人は「人は神に守られている」というメッセージが込められており、それは日本の伝統文化にも通じるものだと受け止めた。

さらに、オープニングで描かれた「神がこの世に下り、歴史と文明を切り開いた」という場面とも響き合っていたとし、「それがイントロダクションで、その後の演目全体につながっている。川の流れや空気の流れのように、ずっと連綿と繋がっている。そうした構成になっているのではないか」と語った。

元環境相の後援会長 神韻を絶賛 「ひと言で言えば感動」

19日に神韻公演を観賞した鈴木安之さんは、「とにかく感動。この一言」と強く称えた。

4月19日、神奈川県内のスーパーチェーンを展開する企業グループの元会長で、元環境相の浅尾慶一郎氏の後援会長鈴木安之さんは神韻公演を観賞した(藤野偉/大紀元)

鈴木さんは、神奈川県内のスーパーチェーンを展開する企業グループの元会長で、元環境相の浅尾慶一郎氏の後援会長も務めている。

鈴木さんは、中国古典舞踊の卓越した技術に強い印象を受けたという。

「本当に素晴らしかった。すごい躍動感。よくあの体の動きができるなと驚いた。飛び上がる時の動作や、回転の凄さなどが心に響いた。なかなか見られない舞台」と称賛した。

また、オーケストラについても、「胡弓(二胡)など中国の楽器が見事に溶け込んでいて、素晴らしい」と賛辞を送った。

法輪功学習者への迫害を題材にした演目については、「なかなか精神的なもの、政治的なものが、今の中国ではまだ圧迫されて活動が規制されているので、かわいそうだ」と胸を痛めた。また、「心の関わり合いというか、自分が安心できる支えのようなものがないと、人間というのは弱いから。それはなかなか素晴らしい」と大いに認めた。

さらに、「真・善・忍」の理念に基づいて心身を磨く神韻の芸術家たちには、並外れたものを感じたという。

「心技体が一体になっていないと、なかなかこういうものは(できない)」と語った。

最後に、神韻が伝統文化の復興に取り組んでいることについて、鈴木さんは、「中国には五千年の歴史があるから、その中で深く豊かな伝統文化が蓄積された。そういうものが廃れると、文化的に寂しい思いがする」と語った。

4月19日、世界トップクラスの精密部品メーカーでマネージャーを務める土橋弘平さんは神韻公演を観賞した(藤野偉/大紀元)

土橋弘平さんは「女性の人の袖がふわっとなるのが、とても綺麗で、流れるような感じで感動した。(袖の)先まで綺麗に流れるように、気持ちが通っているような動きに驚いた」と感動を語った。

土橋さんは、世界トップクラスの精密部品メーカーで部門責任者を務め、多くの特許発明を持つ。4月19日午後、娘とともに、鎌倉芸術館で行われた神韻公演を鑑賞した。

神韻の3D背景映像は、舞踊や音楽、衣装などの舞台要素と見事に調和し、土橋さんに新鮮な印象を与えたという。土橋さんは、「動く背景映像はとても美しく、面白い。人がパッと出てきたりして、楽しかった」と語った。

また、男性によるモンゴル舞踊については、「迫力にあふれ、一つ一つの動きに思いや気が通っているようで、とても驚いた」と称賛した。

一方、娘さんは「表情がすごく好きだった。モンゴルの舞踊のところが、すごい印象的で。迫力のある顔だった」と語った。

土橋さんは、アーティストたちの立ち居振る舞いのすべてが美しいと感じたという。「普段の私生活でも普通の動きをされるんだろうか。指先までの動きが全部伝統的で、すごかった」と話した。

二胡の独奏も土橋さんに強い印象を残した。「生で二胡の演奏を聴くのは初めてだったが、ものすごい。あんなに後ろに幾重にも音が重なる。音が何重にも、聞こえないところまで(響く感じが)、CDなどで聞いたのとは全然違う」と絶賛した。

娘さんも二胡の演奏が最も印象に残ったという。「あれは倍音というのか。ただ一つの音で終わらないで、その響きまでがすごくて、きれいに重なり合っていて感動した」と話した。

神韻のダンサーたちの内面からにじみ出る美しさも、土橋さんの心を打ったという。「その内面の美しさは、おそらく全ての動きの中に出ているのだと思って見ていた」と語った。

娘さんは出演者の細やかな動きにも注目していた。「ずっと動きを見ていて、細かな行動に気をつけるときれいに見える。細部を大事にすることが(重要だと感じた)」と話した。

土橋さんは、「会場のオーケストラの伴奏もとても素晴らしかった。手前にオーケストラがあると、大きな踊りと(合わさって)とても綺麗だ」と語った。

神韻の舞台が中国五千年の歴史に育まれた伝統文化を表現していることについて、土橋さんは「こういう美しいもの、素晴らしいものは、なくならずに続いていって欲しい」と語った。

神韻公演 スケジュール
 

 

詳細は神韻公式サイト、チケット情報を参照)

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。
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