神韻が福岡で開幕 伝統文化の美と活力に観客が感動

2026/05/06 更新: 2026/05/06

2026年5月5日、米神韻新紀元芸術団の公演は、福岡市民ホールで行われた。この日2公演が行われ、九州公演の幕開けとなった。

神韻芸術団は、ニューヨークで設立された。中国の専制政権が伝統を目の敵にし、自国の文化を破壊するなか、舞踊、音楽、美声唱法(ベルカント)などの芸術形式を通じて、失われかけていた神に啓示された文明を再び蘇らせている。

20年間で、神韻は1つの団体から急速に成長し、現在では同規模の8つの団体にまで拡大し、それぞれには独自のオーケストラが伴っている。2025年ワールドツアーでは、5大陸の24か国以上、200以上の都市で800回以上の公演が行われた。訪れた先々で圧倒的な称賛と深い感謝の念を受けた。多くの都市では、チケットが事前に完売するなど、その人気ぶりが伺える。

神韻が福岡で開幕 副議長「技術が高く、心を引き込まれた」

5月5日午後、山口県防府市議会議員で副議長を務める宇多村史朗さんは、福岡市民ホールで行われた神韻新紀元芸術団の初回公演を鑑賞した。

「素晴らしいですね。第1印象は演技の良さ、アクロバティックな技術的なこと。女性も男性も、とても美しかった」と賛辞を送った。

5月5日午後、山口県防府市議会議員で副議長を務める宇多村史朗氏は、福岡市民ホールで行われた神韻新紀元芸術団の初回公演を鑑賞(李默/大紀元)

宇多村さんは公演後、このように感想を語った。

舞台では十数人の演者が整然と列を組み、時に集まり、時に広がりながら、颯爽と舞った。その姿について宇多村氏は「面白かった。舞台上で舞踊家たちがきれいに配列されて、きりっとした姿で、軍隊のように動作をそろえていた。すごい訓練を積まれているのだと感じた」と述べた。

また、神韻の舞踊に見られる高難度の技にも強い興味を示した。

「神韻の中で見られる宙返りや回転の動きなど、もともと高度な技術を必要とする舞踊に興味があった。中国伝統の身体の鍛え方は中国独自の技術であり、長年の訓練によって磨かれてきたものだと思う。そうした伝統を再現しようとしているのだと感じた」

宇多村氏は、神韻が言葉に頼らず、体の動きだけで物語を伝えている点について「とても分かりやすかった。身振りだけで物語が伝わってきた」と述べ「世界を回ってどこでも通じるような感じがした」と語った。

さらに、演目に描かれた中国古代の物語について「中国の昔からの物語の中に、日本の物語の中にも、必ずいいことをすればいい報いが返ってくるという道理があり、悪いことをすれば悪い報いがあるということが分かりやすく表現され、楽しめた」と語った。

今年の神韻公演では18もの演目が行われている。例年、始まる前には、これから始まる演目について司会者が最初に簡単な説明を行う。

司会者についても、「1人が英語で紹介し、もう1人が現地の言葉で説明することで、内容が難しい演目でも観客に分かりやすく伝わった」と称賛した。

神韻のオープニングの演目では、創生主の掛け声とともに、宇宙の中を神々が飛び、地上に降りたった後、人類の文明を作り上げた壮大な情景が描かれている。

宇多村氏はそうしたシーンに共感し、一方で今、人類には月の裏側にも行ける技術もあることにふれ「極めてリアリティがある」と述べ「そうした古代的な世界観と現代の科学技術のアンバランスなところが、とても興味深かった」と話した。

舞台後方のデジタル背景幕にも驚かされたという。

「演出的なものが後ろにスクリーンがあって、その前にダンスがある。スクリーンの中へ飛び込んだり、スクリーンから出てきたりしているように見え、そうした演出が、特に素晴らしいと思った。実際に踊っているダンサーとスクリーンがシンクロした構成を初めて見た」と語った。

また、孫悟空が登場する演目については、「まさに私たちが小さい時から孫悟空の物語を知っているから、身近に感じた」と笑顔を見せた。

音楽については、西洋と中国の楽器が自然に溶け合っていたとし、「全体を通して、舞台下でオーケストラが演奏している演奏曲が演技に合っていて、タイムリーで音も良かったし、曲の旋律にも感動した」と語った。特に二胡の独奏については「とても深い音がして美しい」と述べ、ソプラノ独唱についても「素晴らしかった、綺麗な声で、ピアノもぴったりだった」と称賛した。

宇多村氏はさらに、神韻に込められた意義について次のように語った。

「世界各地から集まった最高のダンサーたちが華人が多い事にふれ、中国とは違った中で、世界の平和を訴えていくようなことができると思う。まさに神韻が過去、中国の五千年の歴史の中で素晴らしい文化が崩壊したのを立て直そうという思いが伝わった」

最後に、宇多村氏はプログラム冊子で知った神韻の背景にも触れた。

「創設者が、昔の中国のいい文化が壊されて失っていったところを取り戻したいという思いからスタートしている。その気持ちがとても伝わって、それをいかに表現するかというのが創設者の思いだったと思う。最初は一つの小さなグループだったが、今では八つの芸術団となり、世界を回ってらっしゃるというのは素晴らしい」

客員教授「一人ひとりが全力で演じ、美と活力を示していた」

同日夜、西九州大学客員教授の田中豊治さんも、福岡市民ホールで神韻新紀元芸術団の公演を鑑賞した。

田中さんは「昨日、初めてこの公演があることを聞き、ぜひ行こうということになり、急遽決まった」と話した。田中さんは、ベトナム出身の知人から席がまだあることを知って来場を決めたという。

公演後、「舞台から受けた芸術体験と感動は、予想をはるかに超えるものだった」と絶賛した。

5月5日夜、西九州大学客員教授の田中豊治さんは、福岡市民ホールで神韻公演を鑑賞した(徐正/大紀元)
 

田中さんは、しばらく神韻のような舞台芸術を生で鑑賞していなかったという。

「音楽の物語のストーリーをイマジネーションで追求していくのが、非常に感動的だった」と話し、洗練された踊りを目の前で見て感動したと述べた。

最も印象に残ったシーンについて、田中さんは孔雀をテーマにする舞踊の最後の場面を挙げた。

「それぞれの物語があるが、一番印象に残ったのは、孔雀の演目の最後のシーンだった。突然スクリーンにクローズアップされた孔雀の羽がものすごく感動的に心に残っている。綺麗だった」

舞踊とデジタル天幕、さらに生演奏が一体となった舞台については、「楽団が生演奏ということもあるし、音と踊りとビジュアルが混ざり合ってくる神韻の空間は、本当に幸せな時間だった」と振り返った。

音楽については、一番最後に分かったオーケストラの規模の大きさを知り、「改めて感動した」と語った。

田中さんは、全員であれだけの音楽を奏でているのだと最初に見ていれば、よりライブの感動が深かったかもしれないと話した。

「始まってしまうと見えなくなる、踊りと音の組み合わせ、ハーモニーは見事で、最後にたくさんの演者たちを見て、その感動が耳と目と心に迫ってきて素晴らしかった」と感動を語った。

神韻は伝統文化の復興を目指している。田中さんは、神韻芸術団が創立から20年を迎え、複数の団体となって世界各地で巡回公演を行っていることに触れ「もっと公演の機会が増え、公演の情報を知らせてもらえれば、ぜひ他の人にも神韻の素晴らしさを拡散したい」と期待を寄せた。

田中さんは舞台から強いエネルギーを感じ、次のよう述べた。

「皆それぞれが自分の役割を力いっぱいに演じていて、美しさやダイナミズムを感じた。我々一人一人も、やはりその役割を演じなければいけないのだと改めて思わされた」

田中さんは、この感動は共通したものであり、さまざまな観客の心に響く力があると語った。

神韻公演 スケジュール
 

詳細は神韻公式サイト、チケット情報を参照)

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

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