北京で一蘭そっくり店 ロゴもメニューも酷似 本社が法的対応へ

2026/05/18 更新: 2026/05/18

ラーメンチェーン「一蘭」に酷似した店舗が北京でオープンして、SNS上で物議を醸している。看板やロゴのデザイン、メニューの内容まで酷似している一方で、看板には不自然な表記も確認され、日本のネットユーザーからは批判や困惑の声が上がっている。一蘭本社も事態を把握し、法務部門が権利保護に向けた対応を進めていることを明らかにした。

一蘭は、独自の辛味だれと豚骨スープで知られ、日本国内だけでなく海外でも高い人気を誇るラーメンチェーンだ。

この問題は、Xに投稿された写真をきっかけに広がった。投稿者は、北京の街中に本物の一蘭丸パクリの店舗が出現していると指摘した。

店舗の外観は、一蘭でおなじみの黒、赤、緑を基調としたデザイン。ただ、細部には本家と異なる点も確認された。本家の看板には「昭和35年創業」と記されているが、この店舗では「建国65年創業」となっていた。さらに、英語表記も本来の「ICHIRAN」ではなく、「I」が1文字抜けた「ICHRAN」になっており、円形のロゴも微妙に変えられていた。

似ているのは店構えだけではない。中国の出前アプリ「美団」に掲載されたメニューにも、「一蘭豚骨ラーメン」など、本家の商品名とほぼ同じ名称が並んでいたという。

この件はSNS上で大きな話題となり、ネットユーザーからは「ここまで似ていると、よく見ない限り本物だと思ってしまう」と驚きの声が上がった。

日本のネットユーザーからも批判や皮肉が相次ぎ、有名ブランドの模倣問題を引き合いに出す声もあった。

J-CASTニュースによると、奈良市議で元ユーチューバーのへずまりゅう氏が、一蘭の福岡本社を訪れたという。

一蘭側は今回の件について公式に説明を発表し、同社の店舗はすべて直営で、フランチャイズ展開やブランド使用を許可した事実は一切ないと強調した。海外では現在、香港、台湾、米ニューヨークでのみ直営店を運営しており、中国本土には、北京を含めて店舗はないとしている。

一蘭の広報部門はメディアの取材に対し、法務部門がすでに状況を把握しており、弁護士と今後の対応について協議していると明らかにした。

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