中国 いまも続く天安門事件封殺

「天安門事件を忘れるな」投稿した中国の民主活動家を連行

2026/05/26 更新: 2026/05/26

「天安門事件を忘れるな。民主のために人生を捧げてきたことに、私たちは何の後悔もない」

4年の服役を終えて出所した中国の民主活動家・徐光(じょ・こう)氏は、衰弱した体でそう呼びかけた。

徐氏は浙江省杭州(こうしゅう)の民主活動家で、1989年の天安門事件につながった民主化学生運動に参加した元学生リーダーの一人である。長年にわたり中国当局から厳しい監視を受けてきた人物で、2022年には「尋釁滋事罪(社会の秩序を乱した罪)」で懲役4年の判決を受けた。

徐氏は獄中で長期間にわたり絶食を続け、独房監禁など過酷な扱いも受けたとされる。出所時には骨と皮だけにやせ細り、自力で歩くこともできず、担架で自宅へ運び込まれた。

その後、徐氏と同じく中国の民主化運動に長年関わってきた民主活動家の毛慶祥(もう・けいしょう)氏が杭州で徐氏と面会し、その様子を動画で撮影。徐氏が「天安門事件を忘れるな」と語る場面をSNSへ投稿した。

しかし、その直後、毛氏は公安に連行され、現在も連絡が取れていない。

関係者によれば、警察は事前に「動画をネットへ投稿するな」と警告していたという。それでも投稿したことで、毛氏は拘束されたとみられている。

1989年、北京の天安門広場では、民主化を求めて集まった学生や市民に対し、中国当局が軍を投入し発砲した。正確な死者数はいまも明らかにされていない。

37年前、天安門広場を血の海に変えた「あの日」は、いまも中国最大級のタブーになっている。

 



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中国で政府批判を理由に4年間服役していた民主活動家が出所。しかし、その姿は歩けないほど衰弱し、担架で家へ運び込まれていた

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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