中国 相次ぐ事故で広がる安全不安

中国の大学が「シャオミEV」だけ入校禁止に テスラはOK

2026/06/29 更新: 2026/06/29

「シャオミの車だけ入れません」。

中国・広東省の私立大学「広州華立学院」が、同国のスマホ・家電大手「シャオミ(小米)」の電気自動車(EV)だけ、キャンパスへの乗り入れを禁止していることが分かり、中国で大きな話題となっている。

きっかけは、シャオミEVのオーナーが撮影した動画だった。校門で「入れますか」と尋ねると、警備員は「シャオミ車は入れません」と回答。「テスラは入れるのに、なぜシャオミだけなのか」と尋ねると、警備員は「学校の決定です」と答えた。

中国メディアによると、この規定は昨年から実施されており、事前に登録した他メーカーの車は通行できる一方、シャオミEVだけが対象外となっている。警備担当者は「学校の指示に従っているだけで、理由は知らない」と話している。

学校側は現在まで公式な理由を説明しておらず、シャオミ側もコメントを出していない。

ネット上では「学生の安全を考えれば当然」「住宅地でもシャオミ車の乗り入れを制限しているところがある」と学校を支持する声がある一方、「特定ブランドだけを締め出すのはおかしい」と疑問視する意見も出ており、議論を呼んでいる。

背景には、シャオミEVで重大事故や火災が相次いでいることがあるとみられる。

今年1月には車両火災が相次いだほか、2025年3月には大学生3人が乗ったシャオミSU7が衝突後に炎上し、3人全員が死亡した。また同年10月には、衝突後に炎上した車のドアが開かず、救助もできないまま運転手が死亡する事故も報じられた。

若者を中心に人気を集めたシャオミEVだが、安全性への不安は利用者だけでなく、学校や住宅地にも広がり始めている。

 



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李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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