「ウクライナは新たな大統領を迎える時が来た」=トランプ氏

2026/10/11 更新: 2026/10/11

米大統領、ここ数週間ウクライナに対しロシアの石油精製施設への攻撃停止を繰り返し要求

米国のトランプ大統領は10月10日、ウクライナには新たな指導者が必要であるとの考えを示した。これは、燃料価格が高騰するなか、世界市場へディーゼル燃料を供給することでロシアと合意したとトランプ政権が発表した翌日のことである。

トランプ氏は土曜日、記者団に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領にはロシアとウクライナの間で続く戦争を解決する機会が「何度も」あったにもかかわらず、それを選ばなかったと語った。

「あれは決して始めるべきではなかった戦争であり、ウクライナは新たな大統領を迎える時が来たと私は考えている」とトランプ氏は述べた。

トランプ氏はここ数週間にわたり、エネルギーインフラに対する軍事攻撃を停止するようウクライナとロシアの双方に繰り返し求めてきた。

9月4日、トランプ氏は両国が石油精製所を含むエネルギーインフラへのさらなる攻撃を停止することで合意したと発表した。しかしその後も、ウクライナはロシアの石油・ガス精製施設への攻撃を続け、ロシア側もウクライナのガソリンスタンドやその他のエネルギーインフラへの攻撃を継続している。

トランプ氏は土曜日、ロシアが世界中で使用されるディーゼル燃料の「大部分」を供給していると指摘し、ロシアのエネルギーインフラへの標的化をやめるよう以前求めた内容を改めて強調した。

「我々はウクライナに対し、『ロシアに対しては何をしても構わないが石油精製所だけは攻撃するな、世界的な問題を引き起こすことになるからだ』と伝えていた。それなのにゼレンスキーは何をしたか。あろうことかディーゼル燃料の供給源を攻撃しに行ったのだ」とトランプ氏は述べた。

土曜日の記者団へのコメントのなかで、トランプ氏はゼレンスキー氏が米国の農家や牧場主、そして世界のその他の地域に対して問題を引き起こそうとしていると非難した。

トランプ氏はまた、もし自身が2022年に大統領であったなら戦争は起きていなかったと記者団に語った。さらに、ロシアとウクライナの間で戦争が始まる「理由などなかった」と付け加え、それが「無能さ」によるものであったことを示唆した。

大統領は、戦争の結果としてウクライナは国土の30%を失い、双方合わせて200万人以上が命を落としたと述べた。

トランプ氏の発言は、在米ウクライナ大使館が発表した声明のなかで、ゼレンスキー氏が米ロ間の合意を「強いパートナーによる弱い決断」と批判したことを受けたものである。

10月9日、トランプ氏はロシアが30万トン以上のディーゼル燃料を世界市場へ即時輸出することに合意したと発表した。11月にはさらに50万トン、12月にはさらに100万トンが追加で出荷される予定であると述べた。

合意を発表したTruth Socialの投稿でトランプ氏は、初期の輸出に続き、ロシアの精製施設の状況次第ではさらに300万トンのディーゼル燃料が供給される可能性があると述べた。

大統領は、この合意によりディーゼル価格が下がると述べた。価格は、米国とイランの衝突やロシアとウクライナの戦争継続により、ここ数カ月高騰していた。

米財務省外国資産管理局(OFAC)は金曜日、ディーゼル輸出供給の合意の一環として、ロシアに一時的な一般ライセンスを付与した。

この合意は、米国の特使であるスティーブ・ウィトコフ氏およびジャレッド・クシュナー氏と、ウクライナ高官らとの会談と同じ日に発表された。政権高官は大紀元(エポックタイムズ)に対し、交渉担当者らは「戦争終結を試みるため、紛争のあらゆる側面に焦点を当てた新たな統一案」について協議する予定であると語った。

「我々のチームは単なる目くらましとして利用されていると信じている。それは決して公平ではなく、パートナー同士が接するべき態度ではない」と、ゼレンスキー氏はトランプ氏によるロシアとのディーゼル合意の発表を受けて述べた。

別の声明でゼレンスキー氏は、ロシアがディーゼル輸出を通じて得る資金は、さらなる兵器の製造、ミサイルの生産、無人機の改良、そして戦争で戦う傭兵の雇用のために使われるだろうと述べた。

「ロシアの選択は戦争である。そして彼らが戦争を終わらせる準備ができるのは、戦争を長引かせる能力が衰えていると感じたときだけだ」と、ゼレンスキー氏はX上の声明に記した。

トランプ政権によるロシアとの合意は、ロシアへの新たな制裁を盛り込んだ「2026年リンジー・O・グラハム対ロシア・イラン制裁法」に大統領が署名してから1カ月も経たないうちになされた。同法案は、ロシアが石油やガスの販売を通じてウクライナに対する戦争資金を調達し続けることを防ぐことを意図していた。

「もうたくさんだ。大統領はロシアの戦争マシンに資金を提供するのではなく、イランとの戦争を終わらせるべきである。プーチンが応じるのは力のみであり、それはロシアおよびそのウクライナ侵略戦争の加担者を取り締まることを意味する」と、チャック・シューマー上院院内総務(民主党・ニューヨーク州)ならびにジーン・シャヒーン上院議員(民主党・ニューハンプシャー州)、エリザベス・ウォーレン上院議員(民主党・マサチューセッツ州)は金曜日の共同声明で記した。

ティモシー・フラッド(Timothy Frudd)は、エポックタイムズの記者です。
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