米国防長官訪中、南シナ海など問題で平行線続く
中国の習近平国家主席は27日、北京市にある人民大会堂で、訪中したジェームズ・マティス米国防長官と会談した。両氏は、米中関係を重視するとあらためて強調し、米中両軍の意思疎通や協力を強めていく姿勢を示した。しかし、中国政府系メディアは、米中が意見対立する南シナ海、台湾、北朝鮮問題について会談の詳細を言及しなかった。米国防長官の訪中は4年ぶりだ。
北朝鮮タンカーと中国国旗掲揚の船「瀬取り」疑い 公表7例目
政府は27日、北朝鮮船籍タンカーと国籍不明の船舶が、国連安全保障理事会の制裁に反して、違法な洋上での船舶間の物資の積替え「瀬取り」を21日、22日に続けて行った疑いがあると公表した。「瀬取り」の疑いの公表は7例目となる。
「金3代目のデブ」など中国SNSで批判コメ削除 金正恩氏のイメージ刷新図るか
中国政府が自国民に対する金正恩北朝鮮労働党委員長のイメージ刷新に乗り出した。
米朝の友好ムードに不安を隠せない中国
12日に開かれた米朝首脳会談で、トランプ米大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長は、「新たな米朝関係を築く」と意見一致した。しかし、長い間北朝鮮を影響下に置いた中国は今、米朝が友好関係を築くことに危惧している。一部の専門家は、米朝が友好になれば、中国は北東アジア地域での地学リスクに直面し、「北朝鮮カード」なしでは世界覇権を狙うことも実現できなくなるからだと分析している。
米朝首脳会談に見る四つの歴史的転換点
世界の注目を集めたトランプ氏と金正恩氏の会談が昨日、幕を閉じた。この歴史的な会談は
決して長いものではなかったが、北朝鮮及び金正恩氏にとって転換点となるものをいくつもはらんでいた。金正恩氏は非核化を遂行するか否かの選択を迫られている。
[速報]トランプ大統領、北朝鮮の安全保障を約束=米朝合意
6月12日、シンガポール南部のセントーサ島の高級ホテルで行われたトランプ大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長による、史上初の米朝首脳会談が行われた。会談後、両国首脳は朝鮮半島の完全な非核化と平和構築に合意する文書に署名した。
シンガポールはスパイ暗躍の舞台に 米当局は中国諜報工作に対策=米メディア
6月12日米朝首脳会談に向け、トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長は10日までに開催国であるシンガポール入りした。最初の会談は両首脳と通訳だけになるといわれている。密室の会談内容を知るため、暗躍する中国スパイの存在も見え隠れする。米政府関係者は米メディアの取材に対して、期間中に中国側がスパイ工作をすることを念頭に置いているという。
かつては「死の島」、米朝会談の開催地はどんな所か
Dewey Sim and Aradhana Aravindan [シンガポール 6日 ロイター] - 歴史的な米朝首脳会談が開催される会場は、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜収容所があり、「背後から忍び寄る死の島」と呼ばれたシンガポールのリゾート地である。 この島は現在、平和と平穏を意味するセントーサと呼ばれる。12日に首脳会談が行われるカペラ・ホテルは、英王立砲兵連隊の施設を改修して造
北、韓国へのサイバー攻撃を拡大「中国と情報交換」=米企業
米セキュリティ企業のFireEyeは5日、来週火曜日の米朝首脳会談の前に、北朝鮮と中国のハッカー集団が韓国政府機関を狙ったサイバー攻撃を強めているとの調査報告を発表した。
北朝鮮の非核化に10年 216兆円と試算 トランプ氏「日中韓が負担」
ドナルド・トランプ米大統領は1日、北朝鮮の非核化費用と経済支援について、米国ではなく日中韓が経済負担すべきだと述べた。トランプ氏は当日、ホワイトハウスで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長と会談し、会談後の記者会見で「北朝鮮は偉大な国家になる可能性をもっている」と述べ、完全な非核化における経済支援を改めて示した。
「チャイナ蚊帳の外」否定した中国官製紙 朝鮮半島への関与を強調
中国の共産党機関紙・人民日報系の環球時報は29日の社説で「中国は(朝鮮半島情勢の)脇役ではない」とし、中国の役割を強調した。また、終戦宣言を現在の当事国である米韓朝のみで締結するとの一部の米韓側の動きを拒否する姿勢を示し、同情勢における中国除外論「チャイナ・パッシング(素通り、蚊帳の外)」に反論した。しかし、韓国の一世論には、朝鮮戦争で中国は非正規軍での参戦のため、終戦協定の参加資格を懐疑的にみる声もある。
6月7日に日米首脳会談 北交渉、安倍首相はトランプ大統領に妥協しないよう求める
米ホワイトハウスの発表によると、日米首脳会談が6月7日に開かれる。安倍首相は6月12日の米朝首脳会談を前に、トランプ大統領に、北朝鮮による核・ミサイルの完全廃棄ほか、日本人拉致問題を改めて米朝会談で議題に挙げるよう求めるとみられる。安倍首相は4月中旬に訪米し、大統領と首脳会談を行ったばかり。再度の訪米には、北朝鮮問題に長らく取り組んできた安倍首相による対北交渉の深い懸念が示されている。
北朝鮮タンカー、東シナ海で「瀬取り」疑い=防衛省
防衛省は5月29日、東シナ海の公海上で同月中旬、北朝鮮船籍タンカーと中国国旗とみられる旗を掲げた船籍不明の小型船舶が横付けしているのを自衛隊機が確認したと発表。政府は国連安保理決議に違反する「瀬取り」の疑いが強いとして、国連安全保障理事会に報告した。
北京で目撃された北の高官 正恩氏が再訪中の観測も
韓国メディアによると、北朝鮮高官の姿が26日、中国北京市の空港で目撃された。米朝首脳会談の開催前に、金正恩氏が近日中、再び訪中し、習近平国家主席との首脳会談を行う観測が高まった。
米朝首脳会談の中止、中国人がどう見ているのか
中国国内では、米朝首脳会談の中止が報じられると、ネットユーザーらは次々と、「北朝鮮の計略を見透かした」とトランプ氏への支持を書き込んだ。
トランプ大統領、習主席は「世界級ポーカープレイヤー」北朝鮮の態度変化の関与疑う
米トランプ大統領は5月22日のホワイトハウスでの記者会見で、北朝鮮の金正恩委員長が2回目の訪中後に対米態度を変化させたことについて、中国側の関与を疑っていることを示唆した。また、中国の習近平主席について「世界級のポーカープレイヤーだ」と、その駆け引き能力を例えた。
ペンス米副大統領、金正恩氏に対し「トランプ大統領を欺こうとするのは大間違い」
マイク・ペンス米副大統領は21日、米FOXニュースとのインタビューで金正恩・朝鮮労働党委員長に対して、トランプ米大統領を欺こうとするのは大きな間違いだと警告した。最近、北朝鮮が南北閣僚級会談を一方的に延期し、米国の核廃棄要求に反発、米朝首脳会談の取り消しを言及するなど主導権争いに出るにつれ、ペンス氏がトランプ政権の北朝鮮の非核化意志を明らかにしたと解釈されている。
170以上のビル建設中 北朝鮮、日本海側の都市にリゾート地計画
北朝鮮の専門分析メディアは5月、北朝鮮東部の日本海側にある港町の一部では、国策である外国人誘致リゾート地の建設が急ピッチで進んでおり、少なくとも170の建物が建設されていると報じた。
金正恩氏、態度急変 米朝首脳会談はあるか
「ごろつきは、着飾ってもごろつきだ。」こう話すのは大紀元のコメンテーター・夏小強氏。「金正恩氏は南北首脳会談でどんなに良い笑顔を見せても、肝心な時にごろつきの本性を丸出しにするのだ」
速報:北朝鮮、米朝首脳会談の中止ほのめかす 米韓軍事演習を批判
韓国統一省によると、北朝鮮は16日に予定されていた南北高官会議を直前で中止した。朝鮮中央通信の同日深夜の報道によれば、米韓軍事演習が理由だという。
板門店宣言から見抜く北朝鮮の「心理戦術」=韓国シンクタンク
4月27日開かれた2018南北首脳会談をはじめ、朝鮮半島情勢が緩和ムードを続くなか、北朝鮮外務省が6日「米国が板門店宣言で見せてくれた我々の非核化の意志を制裁と圧迫の結果であるように誤解している」と述べ、米国について批判の声を上げた。また同日、日朝対話については「悪い癖を捨てない限り、1億年たってもわれわれの神聖な地を踏むことはできない」との挑発的な発言をも始めている。完全な非核化、終戦、平和など華やかに飾られた板門店宣言の後、北朝鮮はなぜ再び挑発してくるのか?
「板門店宣言」完全な非核化と終戦宣言は実現されるのか
韓国の文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長は27日、板門店南側「平和の家」で2018南北首脳会談を行い、朝鮮半島の完全な非核化の目標を確認した。また年内には終戦を宣言するとの内容を含む「板門店宣言」を採択した。
金正恩氏、閉鎖の核実験施設に米政府と記者の視察招く=韓国政府
韓国政府によると、金正恩・朝鮮労働党委員長は29日、5月に閉鎖する核実験施設を視察目的で米国専門家と記者たちを招待するという。
中国専門家、北核施設「崩壊で使用不能」 欧米学者が否定
中国科学技術大学の研究チームがこのほど、昨年9月北朝鮮が核実験を行った直後、同国東北部になる万塔山の豊渓里地下核実験場は一部が崩壊し、使用不可能になったと発表した。欧米学者は、同研究結果に否定的な意見を示している。
北朝鮮バス事故、中国極左サイト編集長が死亡
北朝鮮で22日夜に発生した中国国籍の32人が死亡したバス事故で、死亡者のうち、中国新左派ウェブサイト「烏有之郷(ユートピア)」の編集長が含まれていることがわかった。一行は、朝鮮戦争65周年の記念イベントとして、北朝鮮への旅行に参加した。
北朝鮮の南100キロ 在韓米軍の家族のいま=VOA
在韓米軍基地キャンプ・ハンフリーズは、南北境界線の南100キロに位置する。南に向けられた大量の北朝鮮のロケット弾の射程範囲外にある。
「非核化」は「核廃棄」にすべき 北朝鮮の言葉戦術に注意=韓国研究
韓国の著名なシンクタンクである「峨山政策研究所」のチョン・ソンフン研究委員は先月30日、北朝鮮の非核化への歩みに関する一篇の分析文を掲載、歴史的な観点から北朝鮮が主張してきた「非核化」が根本的に駐韓米軍の撤収と米韓同盟の崩壊にあることを明らかにした。チョン氏は、今まで米国の前政府が固執していた非核化(Denuclearization)から、トランプ大統領の唱える「完全で、不可逆的な、検証可能な核廃棄」(Complete、Irreversible、and Verifiable Dismantle
中国王外相が訪日、関係改善を図る
今年1月河野太郎外相の訪中に続き、中国の王毅国務委員兼外交部長は15日来日した。王外相の来日は約9年ぶりだ。日中関係は、2010年以降中国も領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐって、急速に冷え込んでいた。
文在寅政府の支援中止で米韓研究所が閉鎖 38ノースは独自運営へ
韓国政府は4月4日、ジョンズ・ホプキンス大学国際大学院所属の米韓研究所(USKI)の予算を停止すると発表した。これを受けて、USKIは5月11日に閉鎖される。表向きの理由は「研究業績不振」だが、大統領府内には、融和政策を取る文在寅政権が、USKI運営の北朝鮮分析サイト「38ノース」を支持しないことが理由との見方がある。同サイトは度々、秘密裏にされた北朝鮮内部の様子を衛星写真の解析で報じていた。
あなたの町に着弾したらどうなる? 「核地図」で核攻撃の被害が一目瞭然
核兵器の攻撃を受けたらどうなるのか。緊張感が世界を包み込む中、人々のそのような問いに答えを提供した核の地図「Nuke Map」が一時期話題となった。作成者は核兵器研究家のAlex Wellersteins氏で、ニュースで取り上げられる核兵器がどのような被害をもたらすのかについて理解してもらうために作成したという。同氏の協力を得て新たに作成されたOutrider.orgの核地図ではより鮮明なグラフィックを採用し、幅広い着弾地点に対応できる。