≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(10) 「裏切られた期待」

それからしばらく経って学校が始まり、私は毎日小道を通って山の麓にある学校に通うようになりました。 
2008/01/26

≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(9)「裏切られた期待」

大人の人にとって「何とかして生きていく」ということが何を意味しているのか、8歳の私には分かりませんでしたが、私たちが中国の辺鄙な田舎に来ていることは確かでした。そして、「何とかして生きていく」という父の慰めのことばが、その後自分が一人で向き合わなければならない運命になるとは思いもしませんでした。
2008/01/24

≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(8) 「裏切られた期待と開拓団での生活」

第二章 裏切られた期待と開拓団での生活  私たちがバスから降りたとき、目に飛び込んできたのは、一面の荒れ果てた山と野原でした。3月の黒龍江省はまだとても寒く、地面もまだ凍っていました。大地は一面枯れた雑草に覆われ、山にも緑は全くなく、麓に新築のレンガの平屋が幾棟か並んでいるだけでした。
2008/01/21

≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(7)

私たちは、羅津市を離れてからは、暴風雨に遭うこともなく、好天に恵まれ、さらに2日間船旅が続きました。
2008/01/18

≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(6)

私たちが父と一緒に船に戻ったとき、母はもう弟の力を寝かしつけ、みんなの布団を敷いてくれていました。しかし、私はもう全く眠くありませんでした。おそらく、ここ数日間、荒波の船上で
2008/01/16

≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(5)

私たちが中国へ旅立つ前、父は祖母の家へ行って、中国行きについて相談しました。祖母は、父が家族全員を連れて行くことに反対でした。父は祖母にとって一人息子で、その上祖父が早くに亡くなったため、祖母は随分苦労しながら一人で父を育てました。それなのに、今父は日本を遠く離れ、見知らぬ国へ行こうとしています。祖母はどうして安心できるでしょうか?
2008/01/14

≪縁≫-ある日本人残留孤児の運命-(2)

第一章  中国への旅立ちと期待 1944年3月、8歳のとき、私は両親と一緒に新潟港を出発し、日本海を西へ向かって中国へ旅立ちました。それが自分の運命に、そして一家の運命にとって何を意味しているのかは、天真爛漫で好奇心旺盛な私には、まったくわかりませんでした。
2008/01/05

中国圧力に屈した米パサディナ市、新年祝賀パレードで「人権聖火リレー」の参加を拒否

 【大紀元日本1月2日】米ロサンゼルス・パサディナ中国人権連盟は12月28日午前、カリフォルニア州ロサンゼルス郡のパサディナ市ヒルトンホテルにて記者会見を開き、CIPFG主催「人権聖火」が2008年1
2008/01/02

国内外の北系NGO、都内で国際会議

 【大紀元日本12月19日】北朝鮮人権問題啓発週間国際会議「北朝鮮の人権状況の改善に何が出来るか」が14日、北朝鮮難民救援基金、LFNKR,北朝鮮の生命と人権を守る会、特定失踪者問題調査会、北朝鮮によ
2007/12/19

ベトナム:領有権問題、学生が中国大使館前で抗議

 【大紀元日本12月13日】ベトナムで12月9日、学生数百人がハノイの中国大使館前で、中国が西沙諸島(パラセル諸島)と南沙諸島(スプラトリー諸島)完全制圧を企てているとし、示威、抗議活動を行った。 報
2007/12/13

中国エイズ感染者70万人の感染源、雲南省の薬物使用者146人

 【大紀元日本12月3日】中国疾病予防制御センターが分子流行病学の方法で調査した結果、現在、中国国内の70万人のエイズ感染者と患者に感染したウィルスの亜種は、1989年雲南省で発見された麻薬使用者のエ
2007/12/03

スーダン反政府組織、中国平和維持部隊撤退求める

 【大紀元日本11月27日】スーダンの反政府組織「正義と平等運動(JEM)」の指導者ハリル・イブラヒム氏は11月24日、「中国政府はまったく人権に関心を寄せていない。中国はスーダンの資源にしか関心がな
2007/11/27

中国を最大の脅威とするFBI、調査進める

 【大紀元日本11月14日】米国で有名なシンクタンク・マルドン研究所(Maldon Insutitude)が最近提出した報告により、中国による情報獲得のために米国の偽装企業が利用されており、FBI(米
2007/11/14

法輪功迫害ドキュメンタリー、カナダCBC局中止後再度放送決定

 【大紀元日本11月12日】中国領事館の圧力を受けて、11月6日夜10時に放送する予定の法輪功(ファールンゴン)の迫害に関するドキュメンタリー、「赤い壁の向こう側:法輪功の迫害」を突如にキャンセルした
2007/11/12

スーダン反政府勢力、中国など外国企業撤退要求

 【大紀元日本10月29日】スーダン反政府勢力「正義と平等運動(JEM)」はカルドファン地区の油田を襲撃し、2人の作業員を拉致し、スーダンにいる外国企業の撤退を求めた。JEMは外国企業が撤退をしない限
2007/10/29

ダライラマ、中国訪問発表

 【大紀元日本10月22日】チベットの精神指導者ダライラマは18日、適切かつ十分な準備が整えば、無条件に中国大陸を訪問すると発表した。 ダライラマは、チベットが今でも未来でも中国の一部であることの主張
2007/10/22

米億万長者、中国石油大株主を退く、ダルフル大量虐殺が原因か

 【大紀元日本10月17日】短期間で7回連続して中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)株を投売りした著名な米投資家ウォーレン・バフェット氏は、さらに中国石油天然ガス株を3・1%まで下げたことから、国際社会
2007/10/17

独・中人権対話取消、中国の報復か

 【大紀元日本10月17日】ドイツ外務省は、今年12月に行う予定の独・中年度人権対話が中国により取消されたと発表した。ドイツ外務省はその理由を明らかにしていないが、その原因をメルケル首相先月にダライ・
2007/10/17

中国企業契約不履行、豪州鉄鉱石企業損失甚大

 【大紀元日本10月13日】豪州パースに本拠を持つ「ケープ・ランバート・アイアン・オール」社は、売買契約関係にある中国人投資家ディン・リグオ氏の支払い不履行のため、同氏との契約破棄を決めた。また、豪州
2007/10/13

中国メディア:ミャンマー弾圧報道、当局軍事政権に同調

 【大紀元日本10月9日】ミャンマーのヤンゴンで僧侶および民衆が反政府デモの取材中に、日本人ジャーナリスト長井健司さんが射殺されたが、国際メディア各社も取材中に凶弾に倒れた長井さんの写真を相次いで掲載
2007/10/09

ミャンマー軍政:再び抗議者を拘束、インターネット制御強化

 【大紀元日本10月9日】ミャンマー軍事政府は政治局面の制御をさらに強化した。10月7日、ヤンゴンの町は沈静化に向かった一方、政府が、更に78人の抗議者を拘束したと宣告した。また、政府は引き続き、民衆
2007/10/09

ミャンマー流血弾圧に抗議、ロンドンで1万人デモ

 【大紀元日本10月8日】ミャンマー軍事政権による僧侶や民衆、民主活動家の弾圧に抗議するデモ活動が、香港、バンコクなどアジア都市にて相次いで行われた。10月6日、在英ミャンマー人、華人および西側民主社
2007/10/08

H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスが変異、人への感染力増強

 【大紀元日本10月8日】米ウィスコンシン州マジソン大学分校のウイルス学者・河岡義裕教授の研究チームは、「パブリック・ライブラリ・オブ・サイエンス」の学報で、H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスの一部
2007/10/08

ミャンマー軍事政府の後ろ盾、中共に注意せよ

中国共産党がベトナム戦争のときに、中国はベトナムの「後方」だと公言したことは、今でも忘れていない。「後方」とは地理的なものだけを指すのではなく、実際、ベトナムにとって、中国は非常に大きな隣国であり、ベトナムの後ろ盾でもある。中国はベトナムに対して、精神的、物質的、資金、軍事における支援をし続け、ベトナムは万が一敗北した際、中国国境内まで退くこともできる。現在のミャンマーは、まさに当時のベトナムのポジションについているのだ。
2007/10/03

中国製ブレスレットで男児中毒、20万個のリコール=米国

 【大紀元日本9月26日】中国製ブレスレットの販売収益100万米ドル(1億円以上)をマサチューセッツ総合病院へ寄付したボストンがん慈善団体「フレンズ・オフ・メル・ファンデーション(Friends of
2007/09/26

米宗教自由年度報告:特に注意すべき国家に、中国ランクイン

 【大紀元日本9月18日】米国務院は9月14日に、世界200カ国および地区に関する宗教自由調査年度報告を発表し、「特に宗教自由活動を深刻に拘束した」国家を「特に注意すべき国家」に定めた。今回の報告に指
2007/09/18

英政府:中国の生体臓器摘出問題に関心寄せる

 【大紀元日本9月18日】国際社会は、中国国内で発生している生体臓器摘出問題に関心をよせつつあり、多くの民衆が、それぞれの政府に対して中国の人権迫害に関心を寄せるよう呼びかけ始めた。英国ケンブリッジに
2007/09/18

中国、台湾攻撃用ミサイル900発配置

 【大紀元日本9月13日】台湾国防部は、立法院に提出した報告で、中国側が台湾攻撃用ミサイルを900発も配置したことをあきらかにした。 台湾国防部が立法院に提出した「九十六年中国共産党軍事力報告書」と「
2007/09/13

国連:エイズ撲滅に向けて市民団体に自由と権限を、中国当局に呼びかけ

 【大紀元日本9月13日】中国当局は市民団体により多くの自由を与え、エイズ撲滅に立ち向かわなければならないと、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のピーター・ピオット事務局長がこのほど呼びかけた。 ロイ
2007/09/13

中国研究者はすべて、中共に買収されているのか

 【大紀元日本9月10日】中国のメディアは、当局から「自己検閲」を義務づけられているが、「自己検閲」は中国国内のみならず海外の研究者にも及んでいるようだ。香港科学技術大学社会科学部の経済学者カールステ
2007/09/10