風聲鶴唳(ふうせいかくれい)【ことわざ】
風聲鶴唳(ふうせいかくれい)の故事を学び、前秦の王・符堅が東晋との戦いで敗北し、恐怖に陥ったエピソードを通じて、意気消沈した者の心理を理解しましょう。
破鏡重円(はきょうじゅうえん)【ことわざ】
このことわざの由来となった物語は九世紀の中国で起きました。当時の中国は、北方で強大な勢力を持つ隋朝に対して、南方には小さな国がいくつかありました。建康(今の南京)を都とする陳国はその一つで、随朝は南方の国々の統一のために、陳を虎視眈々と狙っていました。
一敗塗地【ことわざ】
秦二世元年(209年)、秦朝の統治に抵抗するために、陳勝・呉広が大澤郷でむしろ旗を立ち上げ、他に多くの郡県の民も蜂起していました。沛県知事も蜂起しようと思い、沛県の山中に身を隠している劉邦(後の漢の高祖)を呼ぶつもりでしたが、後に考えを変えて、劉邦が町に入ることを阻みました。
一網打尽【ことわざ】
北宋の仁宗の時、宰相呂夷簡が、保守政策を実施して財政難をもたらしました。そこで、范仲淹(はん ちゅうえん)をはじめとする革新グループが、積極的に時弊を正し、新しい政策を推進するために、蘇舜欽(そ しゅんきん)を集賢院の校理官(官名)の任に就かせ、上奏官(官名)をも兼ねさせました。
一字千金【ことわざ】
「一字千金」は元々、呂不韋がこの方法で民情を把握し、国民を支配しやすいことを指しましたが、後に文字または文章が非常に優れていることを形容したり、時には、文章の中で、ある文字の書き直しが非常に重要で、千金に値することを形容するようになりました。
大同小異【ことわざ】
南宋時代の哲学者朱熹は、儒学を専門とし、『論語集注』『孟子集注』『詩集伝』などを完成させました。また、『中庸』について「『論語』との意味は大同小異である」と解釈しています。大同小異には、唐代の詩人盧仝と馮異の友情に基づく掛け言葉があるとされます。
十羊九牧(じゅうようきゅうぼく)
十匹の羊に、九人の羊飼いがいること。官僚が多すぎて、効率が悪いことの例えです。国や組織を運営するには、リーダーが多すぎると混乱をきたします。時代が変わっても、それは同じですね。
ことわざから学ぶ 人生の智慧
「繁栄の世に骨董を集め 混乱の世に黄金を蓄え 世の末には修行を急げ」 最近、ネットでこのような言葉を見かけました。 「繁栄の世に骨董を集め、混乱の世に黄金を蓄えよ」というのは中国に古くから伝わることわざです。
麻雀の役にもある「国士無双」その由来は?
マージャンをたしなむ方ならおわかりでしょうが、「国士無双」とは、字牌7種と一九牌6種を1枚ずつ揃え、そのうちのどれか1種をもう一枚加えて雀頭(ジャントウ)としたあがり方で、かなり点数が高くなります。
【中国のことわざ】 炳燭而学 (ロウソクを灯して学ぶ)
【大紀元日本6月4日】「炳燭而学」は、春秋時代の晋国の楽師、師曠(しこう)と晋の平公(しんのへいこう)の間の逸話に由来する。 70代になった晋の平公はある日、勉強したいが、年が年だからもう遅いかもし
【中国のことわざ】 倒履相迎
【大紀元日本6月2日】日本にもファンが多い三国志。蔡邕(さいよう)、王粲(おうさん)の名を知る人も多いかもしれない。二人とも当時の一流の文人である。 蔡邕は後漢の文学者で
先(ま)ず隗(かい)より始めよ【1分で読める故事成語】
【大紀元日本3月6日】安倍晋三元首相は2006年9月26日夜、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、財政再建の模範を示すため、「『隗より始めよ』という考えの下、私の給与を30%カットする。閣僚の給与も
鳴かず飛ばず【1分で読める故事成語】
【大紀元日本2月20日】プロの世界で名を成すことのできる人は、ほんの一握りです。甲子園を沸かせ、鳴り物入りでプロに入りながら、「鳴かず飛ばず」で終わった選手は珍しくありませんし、演歌の世界では、今で
蛍雪の功(けいせつのこう)【1分で読める故事成語】
【大紀元日本2月6日】日本では間もなく卒業式シーズンです。今でこそいろいろな歌が歌われますが、かつて『仰げば尊し』と並んで定番だったのが「蛍の光 窓の雪…」で、この歌詞がずばり、「蛍雪の功」の故事に
断腸の思い【1分で読める故事成語】
【大紀元日本1月2日】 「博多・天神落語まつり」に出演中だった三遊亭楽太郎さんは、圓楽師匠の訃報に接し、楽屋で「只々(ただただ)悲しい」「弟子として断腸の思い」というコメントを書きあげたといいます。
杞憂(きゆう)【1分で読める故事成語】
【大紀元日本12月19日】 日本語に、「杞憂(きゆう)に終わる」という言い方があります。「水が変わって、持病がぶり返さなければいいが、なんて心配していたけど、それも杞憂に終わった」といった具合です。
【クロスワードパズル】中国成語(1)
【大紀元日本5月4日】【タテ】【ヨコ】のキーに漢字を補って成語を完成させていくと、A-B-Cで中国語の単語ができます。 【ヒント】志のある人、きちんとした考えを持っている人のことを言います。よく、「
【中国のことわざ】病入膏肓
【大紀元日本11月22日】【病入膏肓 bìng rù gāo huāng】病膏肓(こうこう)に入る。病気が重くなって良くなる見込みが全くない。転じて、
【中国のことわざ】以逸待勞
【大紀元日本11月4日】【以逸待勞yǐ yì dài láo】逸を以って労を待つ(いつをもって、ろうをまつ)・・・ゆとりを持って守りを固くし、敵が
【中国のことわざ】狡兔三窟
【大紀元日本10月18日】【狡兔三窟 Jiǎo tù sān kū 】危機に際し、身の安全を守るのがうまいことのたとえ。今では二つの意味がある。ひとつは事
【中国のことわざ】玩物喪志
【大紀元日本10月2日】【 Wán wù sang zhì 】玩物喪志(がんぶつそうし)。無用の物を愛玩して大切な志を失うこと。人を戒めるときに用いられる。
【中国のことわざ】奇貨可居
【大紀元日本9月16日】【奇貨可居 qí huò kě jū 】奇貨おくべし。珍しい良い品は、あとで利を生むから大事にする。珍しい財物は蓄えておいて、
【中国のことわざ】大義滅親
【大紀元日本9月1日】【大義滅親 dà yì miè qīn 】大義親を滅す。国家、君主の正義のためには、人として最も深いつながりの親・兄弟などの
【中国のことわざ】天衣無縫
【大紀元日本8月16日】【天衣無縫 Tiān yī wú fèng】天衣無縫(てんいむほう)。(天人の衣服には人工の縫い目などがない意から)詩歌などが
【中国のことわざ】既往不咎
【大紀元日本8月5日】【既往不咎 Jì wǎng bù jiù 】既往は咎(とが)めず。過去のことはいたずらにとがめだてしない。→過去のことは今更
【中国のことわざ】唯唯諾諾
【大紀元日本7月15日】【唯唯諾諾 wéi wéi nuò nuò】(いいだくだく)。「はいはい」と人の意見に盲従するさま。→進んで人のいいな
【中国のことわざ】土崩瓦解
【大紀元日本7月5日】【土崩瓦解Tŭ bēng wă jiĕ】(どほう がかい)。土がくずれるようにくずれ落ち、かわらが砕けるようにバラバラになる。物事がすっ
【中国のことわざ】苛政は虎よりも猛し
【大紀元日本6月16日】【苛政猛於虎 Kēzhèng měng yú hǔ】(苛政は虎よりも猛し)苛酷な政治は人を食い殺す虎よりも人民を苦し
【中国のことわざ】空中楼閣
【大紀元日本3月18日】【空中楼閣Kōngzhōnglóugé】空中の楼閣(くうちゅうのろうかく)。空中に楼閣や東屋を建てること。→実際は中身が抜け落
【中国のことわざ】立錐之地
【大紀元日本2月2日】【立錐之地 Lì zhuī zhī dì】立錐(りっすい)の地(ち)。錐(きり)しか立てられないほどの極めて狭い土地。わずかばか