中国 債務削減から一転、1月新規人民元建て融資が過去最高水準
中国当局は過去2年間、国内の金融リスクを防ぐため、デレバレッジ(債務削減)を重要な経済政策を位置付けてきた。ブルームバーグ25日付は、銀行融資、資信託商品、株式信用取引などに関する最新指標をみれば、中国国内の債務が拡大していると指摘し、中国当局は債務削減への取り組みを中止したとの見方を示した。
中国経済が失速しても世界経済に大きな影響ない=経済学者
中国国家統計局は21日、2018年の国内総生産(GDP)成長率は6.6%と発表した。28年ぶりの低水準となった。また、2018年第4四半期(10~12月期)のGDP成長率は6.4%に落ち込んだと示し、2009年以来の悪い結果となった。
中国前財務相、「中国金融リスクは08年の金融危機より深刻
中国の楼継偉・前財政部部長(財務相、68)はこのほど、国内の企業発展関連会議において、中国金融市場における「金融システムリスクの確率は、2008年世界金融危機前の米国の金融リスクよりはるかに高い」と警鐘を鳴らした。