危機感?習近平氏、技術の自立に6回も言及 ZTE制裁後
習近平国家主席は5月28日、政府系最高研究機関である中国科学院と中国工程院の院士大会において、技術の自立の必要性と核心技術の国産化について演説した。背景には、米政府が4月、中国通信大手の中興通訊(ZTE)に対して、米企業から半導体チップなどの部品供給を禁止したことと関係する。同会議には、中国国内技術研究者1300人以上が出席した。
中国ZTE 主要事業の運営を停止へ、元技術者「半導体国産化が不可能」
中国通信大手の中興通訊(ZTE)は9日、米政府の制裁を受けて主要事業の運営活動が続けられなくななったと明らかにした。中国当局は、今月初めに行われた米中通商協議において、米側に対してZTEへの制裁措置を解除するよう要求した。中国通信産業が、半導体チップなどの部品を外国からの輸入に強く依存している現状があらためて鮮明になった。