【歌の手帳】夢のあと
夏草やつはものどもが夢のあと
【歌の手帳】閑古鳥
うき我をさびしがらせよ閑古鳥
【歌の手帳】古井戸や
古井戸や蚊に飛ぶ魚の音くらし
【歌の手帳】歯にひびく
掬ぶよりはや歯にひびく泉かな
【歌の手帳】あぢさゐや
あぢさゐや雨音だけの坐禅堂
【歌の手帳】夕顔の白く
夕顔の白く夜の後架に紙燭とりて
【歌の手帳】鶴に身をかれ
松嶋や鶴に身をかれほととぎす
【歌の手帳】若葉して
若葉して御目の雫(しずく)ぬぐはばや
【ほっこり池】おくのほそ道
コロナ禍いまだ終息せず。芭蕉のような旅がしたいものです。
【歌の手帳】世捨て人の願い
願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ
【紀元曙光】2020年7月30日
五月雨を集めて早し最上川。松尾芭蕉『奥の細道』の名句である。
【紀元曙光】2020年5月16日
さわやかな初夏。目に映る自然は、例年と変わらず美しい。
【紀元曙光】2020年3月18日
「弥生も末の七日」は旧暦3月27日のことで、新暦でいうと5月中旬に当たるらしい。元禄2年のその日、松尾芭蕉が『奥の細道』へ旅立った。上野や谷中の桜が盛りの頃だった。
【漢詩の楽しみ】山中問答(さんちゅうもんどう)
李白(701~762)53歳ごろの作。山中問答とはいうが、要するにそのような設定で詠じた詩なのであって、本当に作者が山中で誰かに会って問答したのではない。
Nogamiの旅日記 花の楽園ーあしかがフラワーパーク(下)
草臥れて 宿借る頃や 藤の花 松尾芭蕉 (くたびれて やどかるころや ふじのはな
古来から藤は人々に愛されてきました。藤を女性に例えたり、衣服の色にもなったり。園内の中央にある薄紅橋は西洋の庭園のような風景です。
【漢詩の楽しみ】 蜀中九日(しょくちゅうきゅうじつ)
【大紀元日本8月26日】九月九日望郷台他席他郷送客杯人情已厭南中苦鴻雁那従北地来 九月九日、望郷台(ぼうきょうだい)。他席他郷(たせきたきょう)客(かく)を送るの杯(はい)。人情(じんじょう)已(すで