中共私服警官、高弁護士を恫喝、「生き地獄を体験させてやる」

2006/03/12 更新: 2006/03/12

【大紀元日本3月12日】3月10日午前、人権派弁護士・高智晟氏=写真=は代理弁護

士2人が強制連行されることに抗議したため、事務所の前で中共私服警官と衝突、その際相手から「生き地獄を体験させてやる」などと恐ろしい脅迫を受けた。高氏は2004年から中共政権による法輪功への集団迫害の中止を嘆願するため、中共指導部に計3通の公開状を提出、そのため昨年11月から同氏の法律事務所が不当にも強制閉鎖され、中共の私服警官数十人が同弁護士の自宅とオフィスを常時監視している。また、本年1月には、北京郊外の高速道路上で事故に見せかけて命を狙われる暗殺未遂に遭遇している。

調べによると、10日午前10時ごろ、高弁護士事務所の強制閉鎖を告訴する訴訟案の代理弁護士2人が、同事務所前で私服警官に強制逮捕されたため、高弁護士は強く抗議した。その際に身長190センチ以上、黒い服に黒いサングラス、小指太さの貴金属ネックレスを何本も身につけている柄の悪い大男4人が、故意に高弁護士を挑発し、恐ろしい脅迫の言葉を発した。彼らの動きから判断すると、格闘術を精通しているようだ。そのうち一人が北京市公安局の警官であると身分を明かした。

大男の1人は唇を高弁護士の鼻に限界まで近づき、高氏を睨みつけながら、「よく覚えとけ、お前は元気でいられるのはそう長くないのだ、おれがお前と単独で会話する時が来たら、生き地獄をじっくりと味わせてやる。生きることも死ぬこともできない、その究極の苦しさをじっくりと体験させてやる。今の言葉を絶対に覚えとけ」と恫喝した。

もう1人の大男は高弁護士の耳元で、「高智晟、よく聞いとけ、数日後にはお前が行くべき所に送り届けてやる。そこで我々は盛大にお前を『招待』する。犬になることはどういうことであるのか、思い存分に知らせてやる」と囁いた。

さらに別の大男は歯を喰いしばりながら、「今日の言ったことをよく覚えとけ、お前が死ぬ時期はもう遠くない。上層部だって俺らの言うことに逆らえないのだ、俺らはお前を逮捕する日を待っている、そのときが来たら、密室でじっくりとお前を『招待』する」と脅迫した。

高弁護士によると、今回が数ヶ月以来最も激しい衝突であるという。相手は数十人いた。そのうちの1人はずっと撮影し続けた。結局2人の代理弁護士は強制連行された。高弁護士は彼らに身分証明を提出するよう要求したが。相手の1人は「お前はだれと話していると思っているの、なんでお前にこのようなものをみせなければいけないのよ」と暴力団の口ぶりで言葉を返した。

その後、高弁護士は大紀元の電話取材で、以下のように語った。

鎮圧は恐らく中共の唯一の選択肢である、そのほかに別の良い方法がないからだ。しかし、法律の名の下でこのように行動するのは最も破廉恥な行為だ。今日の中共私服警官の横暴ぶりからみれば、事態を軽視してはならない、相手は相当はびこっている。

(記者・趙子法)